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内容説明
「藩」という組織が明暗を分けた要因とは? 幕末を語る上で外せない“十四の雄藩”が直面した「岐路」と「決断」を考察。「藩」という枠組みから捉え直す、新たな幕末・明治維新像!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
66
転機を左右するリーダーの哲学。軸足を置くのは家か、義か、あるいは国家か?踏まえた時勢の見極め。印象的なのは、庄内藩と請西藩。スジを通した言動が、後々の名誉回復に繋がった感。加えて、小藩故の覚悟は計り知れない。結果は対照的だが、長岡藩と二本松藩も気持ちの良い散りっぷり!共通項は「胆力」。”義”のあり方も様々なれど、末代も誇れる判断だったのではなかろうか。一方、大藩の加賀藩と水戸藩の末路も、”根”は同じ。但し、結果論だけで是非を語るのは短絡的かな。2018/04/29
ちさと
29
江戸時代には三百諸侯と呼ばれるほど多くの大名家があり、それぞれの藩は独立採算制で互いにそれほど交流はない。本書は、幕末維新という変革期における14の藩の「組織としての身の振り方」そしてその結果としての姿を追いかけたもの。2面性を持ち得た長州藩、右往左往する加賀藩、見事な身代わりを見せた薩摩藩、一歩抜きん出た佐賀藩、天災に見舞われた松前藩。指導者達の力量が問われたわけだが、どこの舵取りも胃潰瘍になりそうだ。さすが歴史小説家だけあって、伊東さんの洞察、評価が存分に散りばめられた読み物になっている。2025/06/03
樋口佳之
25
二〇一二年一月、私は取材で水戸を訪れ、郷土史家の先生方から様々な話を聞く機会が持てた。その中でも驚いたのは、幕末維新から三世代以上が経った今でも、水戸では佐幕派(諸生党)と尊王攘夷派(天狗党)の間のわだかまりが根深く残り、交友はもとより、両者間の婚姻もほとんど行われていないという/話半分でも印象に残る。この時期の水戸のお話初めて知ったです。凄惨。2018/01/25
金吾
24
読み物として良かったと思います。著者の各藩に対する好悪の情が如実に出ていました。二本松藩が面白かったです。2020/10/17
skunk_c
21
歴史小説家が幕末諸藩の動向を雑誌連載していたものを集約したもの。したがって記述には重複もあるが、薩長土肥や水戸・会津といった主要藩だけでなく、奥羽越列藩同盟の仙台、庄内、長岡、さらには井伊直弼の彦根、小藩であった請西、松前まで取り上げており、興味深い内容が多かった。ただ、徳川慶喜に対する評価については、掘り下げも甘く低すぎる気がする。また、こうした諸藩の行く末を時のリーダーの選択が左右したことは確かだろうが、それを学んで現代ビジネスに生かせるかというと、これは疑問。本書にそこまでの一般解がある訳でもない。2017/12/03
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