角川新書<br> 幕末雄藩列伝

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角川新書
幕末雄藩列伝

  • 著者名:伊東潤【著者】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • KADOKAWA(2017/11発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040821542

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内容説明

「藩」という組織が明暗を分けた要因とは? 幕末を語る上で外せない“十四の雄藩”が直面した「岐路」と「決断」を考察。「藩」という枠組みから捉え直す、新たな幕末・明治維新像!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

65
転機を左右するリーダーの哲学。軸足を置くのは家か、義か、あるいは国家か?踏まえた時勢の見極め。印象的なのは、庄内藩と請西藩。スジを通した言動が、後々の名誉回復に繋がった感。加えて、小藩故の覚悟は計り知れない。結果は対照的だが、長岡藩と二本松藩も気持ちの良い散りっぷり!共通項は「胆力」。”義”のあり方も様々なれど、末代も誇れる判断だったのではなかろうか。一方、大藩の加賀藩と水戸藩の末路も、”根”は同じ。但し、結果論だけで是非を語るのは短絡的かな。2018/04/29

樋口佳之

25
二〇一二年一月、私は取材で水戸を訪れ、郷土史家の先生方から様々な話を聞く機会が持てた。その中でも驚いたのは、幕末維新から三世代以上が経った今でも、水戸では佐幕派(諸生党)と尊王攘夷派(天狗党)の間のわだかまりが根深く残り、交友はもとより、両者間の婚姻もほとんど行われていないという/話半分でも印象に残る。この時期の水戸のお話初めて知ったです。凄惨。2018/01/25

金吾

23
読み物として良かったと思います。著者の各藩に対する好悪の情が如実に出ていました。二本松藩が面白かったです。2020/10/17

skunk_c

20
歴史小説家が幕末諸藩の動向を雑誌連載していたものを集約したもの。したがって記述には重複もあるが、薩長土肥や水戸・会津といった主要藩だけでなく、奥羽越列藩同盟の仙台、庄内、長岡、さらには井伊直弼の彦根、小藩であった請西、松前まで取り上げており、興味深い内容が多かった。ただ、徳川慶喜に対する評価については、掘り下げも甘く低すぎる気がする。また、こうした諸藩の行く末を時のリーダーの選択が左右したことは確かだろうが、それを学んで現代ビジネスに生かせるかというと、これは疑問。本書にそこまでの一般解がある訳でもない。2017/12/03

ichi

18
【図書館本】幕末の各藩の情勢を藩ごとにわかりやすくまとめてあり面白かったです。2018/03/23

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