内容説明
世界経済の低迷が続く中、超大国だったアメリカは力を失い、「世界の警察官」から降りようとしているし、イギリスは国民投票の結果、ついにEU離脱を決めた。それと同時に、アングロ・サクソンが世界に押し付けてきた「グローバルスンダード」の限界と弊害が如実となりつつある。アメリカでもイギリスでも貧富の差が拡大し、国民はどんどん内向きになり、世界同時株安や金融危機をはじめとするさらなる混乱も予想される。
しかし、日本は「トランプ」も「イギリスのEU離脱」も恐れる必要はない。アメリカは、どうせ自国の利益だけを考えてわがままを言うに決まっている。そのとき日本は、自分たちの目指すべき道を力強く主張すればいい! 日本の絶対的な地位は揺るがない。
世界の国々は日本が世界の秩序を維持し、主導することを心から期待している。
間違いなく「日本大出動」の時代がやってくる。日本はそれだけの力を持っているのだ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T坊主
12
相変わらず筆先の鋭い日下氏。特に若い人は、この本を読んで日本人として誇りをもってこれからの日本を支えていってほしいものです。1)マスコミは危機を煽ることで成り立っている。2)日本の出動とは、働いても受けた者が世界を指導する時代の到来が来ると。3)力による支配の時代からもっと人間的な価値に重きを置いた時代へ。4)日本は自らの良さを再認識して、それに立ち戻るべき、古い日本を探せばもっといい答えがある。それを外国のほうが見つけ始めている。5)今の教育はアングロサクソンの教育。日本語の教育の徹底を。等々2017/04/04
Honey
5
内容は、あんまりトランプさんは関係なくて、 日本は素晴らしい文化の国だよ、 これから世界から日本が求められる時代だよっていう話。 Youtube DHCシアター「日本出動」のまとめ。 とても読みやすいし、このような認識を多くの日本人と共有しておきたいと思います。2016/11/10
TAKA0726
2
世界の戦争の原因は欧米。陰謀とごまかしで自分たちの強欲を満たしてきた。アメリカが「ハルノート」で日本がとうてい飲めない中国からの全面撤退を強要し、無理やりに日本を戦争に引きずり込んだ。サブプライムローンの破綻でリーマンショックを起こし世界中がどれほど損害を受けようが、自己責任で自分たちに責任はないと謝罪は一切なし。日本教育がダメになった理由は○✖️式問題が増えたこと。 ポケモンもワンピースも最後は仲直り。これが日本の精神。戦って得られるものは長続きしない。相手は恨み仕返しきりがない。寛大な気持ちで許す 2017/09/20