内容説明
この本は、オレ、つまり、テリー伊藤が初めて明かす、自伝的ノンフィクションです。
最初の舞台は、オレを生み育てた街、築地。小学2年生のとき、初めてテレビが伊藤家にやってきた日からオレの心に住み続けたテレビという愛しき怪物。
築地小学校の伊藤輝夫君が大人になってテレビの国に飛び込むまでの間に、オレの人生を変えた人たちとの出会いがあった。
昭和24年生まれのオレは「戦争を知らない子供たち」だけれど、まだ東京の街のあちこちに戦争の傷跡が残っているなかで育った。
戦後10年がたち、20年がたち、復興と経済成長が進み「もはや戦後ではない」と言われるようになっていったとはいえ、だれもが大なり小なり不幸を抱えて生きていた昭和という時代。
でもそれは、みんなが明日を信じて生きていた時代だった。 <中略>
オレは、この本を、40年前に出会った1人の女性、渋谷のファッションヘルスで働いていた片腕の美少女、マリンちゃんに捧げたい。
彼女こそ、オレの人生をもっとも大きく変えてくれた天使なのだ。 (「プロローグ」より)
※本書は、2016年10月29日に配信を開始した単行本「オレとテレビと片腕少女」をレーベル変更した作品です。(内容に変更はありませんのでご注意ください)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんこい
8
美少女と色々出会いあっても、未来がみえないと付き合うのはやはりつらいかな。片腕の美少女より小悪魔さーやのキャラの方が印象的だし、花屋の幸子も魅力的だが、このあとの人生は一体どうなるのかね。2017/08/30
山男777
2
テレビでお馴染みのテリー伊藤が世に出るまでの自伝的物語。出自は今旬のニュース、東京築地が舞台。テリーが生まれ育った地域背景がよくわかる。 銀座にも近く交通便がいい、この場所から離れた豊洲築地移転は限りなく、おかしい。老朽化のメンテナンスすればわざわざ移転しなくてもいいように思うが。巨額な黒字東京を食い物にしたのか。江戸時代からづづく築地文化を壊す必然性はあったのか。2017/02/18
みやます
0
テリー伊藤さんって、テレビで悪そうに見えるけど、普通のイイおっちゃんよねー。 人生に対して前向きで、失敗も格好悪いところもさらけ出しているところが素敵!
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