内容説明
★図解でわかる! 中世ヨーロッパの衣食住
騎士、司祭や修道士、吟遊詩人に娼婦、そして農民や商人や職人たち
ファンタジーではおなじみの彼らのリアルな生活が、図解で丸ごとわかる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かりあ
5
入門書としてすごくわかりやすかった。https://www.kariabookdiary.jp/entry/2018/07/03/0726442018/07/03
アイロニカ
4
最近ファンタジーゲームや異世界系なろう小説の世界観に興味が湧いていたので参考に読んでみた。が、それらは中世ヨーロッパ風と称されながら、実態は近世・近代以降の技術や価値観を現代的に都合よく綯い交ぜにした想像上の世界であり、そのことを思い知らされる以上に得られたものは少なかった。そもそも現代のファンタジーRPGやラノベ等は過去の作品の二次三次創作的な色合いが強く、歴史的な原点に還る意義はさほど強くないのかもしれない。手っ取り早く異世界を妄想したいなら自分の好きな作品世界を深掘りすることをお勧めする。2021/08/08
イシカワ
4
ファンタジー的な作品を作るときの参考書として購入。 見開きで左側に文章、右側に図解で載っていてテーマごとに ざっくりした内容を知ることができる。 本書だけでも役に立つが、浅く広くという感じなので、 もっと詳しい内容が知りたければ別の資料が必要だろう。2021/03/20
onosaki
3
PCゲーム『Foundation』(600年前で領主する)を遊んでいて、中世ヨーロッパを復習するため再読。内容が少しは頭に入るようになった気がする。以前は実感できなかった中世を如何に住みやすくするかの住人の努力を、肌に近く感じられるようになったような。巻末の参考図書も分類が細かくて要求に直ぐに応えてくれる。手軽な良書。2020/12/18
鏡裕之
3
リアルに中世ヨーロッパ的ファンタジーの物語を書いている者としては、非常にコンパクトに、濃密にまとめてあるなあという印象。中世ヨーロッパの知識をしっかり持つ者からすると、本当によく調べて書いてある。新紀元社の本の中では抜群の出来。ただ、これ1冊があれば中世ヨーロッパ的世界が書けるわけではないのが、中世ヨーロッパ的ファンタジーの奥の深いところ。入門としては本当によくできている。この本をスタートにして、講談社学術文庫や他の専門書にはばたくのがよい経路。2019/06/27