内容説明
・再生可能エネルギーを増やすほどバックアップの火力依存が強まり、CO2削減の国際公約が果たせなくなる
・再生エネを増やした分、一定の安定電源が不可欠となり、これがベストミックス
・日本では直接処分はムダが多く、再処理方式を続けるべき事情がある
・「核のゴミ」地層処分は日本でも海底下など適地がいくつもあり、十分可能
・日本がもつプルトニウムでは核弾頭は製造できず、懸念にはあたらない
<目次より>
はじめに 小池都知事と小泉元首相の「原発ゼロ」は無責任
第1章 福島事故の悲劇を乗り越える
第2章 「原発ゼロ」で国力低下 二流国に転落
第3章 化石燃料と再生可能エネルギーの限界
第4章 これだけ危うい日本のエネルギー事情
第5章 ここまで進んだ福島事故再来防止対策
第6章 どうする核燃料サイクル
第7章 解決できる「トイレなきマンション」
第8章 この一年が日本の正念場 六ケ所再処理工場と日米原子力協定問題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
乱読家 護る会支持!
3
化石燃料もいずれ枯渇し、再利用エネルギーには限界がある。 50年から100年以上先を見たら、必ず核燃料サイクルが必要となることは、超長期的はよくわかる。 一方で、なぜ日本近海に眠るメタンハイドレートについて、著者は一切触れないのか? また、「高レベル放射性物質」の処分について、数百メートルの安定岩盤に埋設する「地層処分」について、、、4つのプレートに囲まれて、列島の形を変えてきた日本列島に、数万年単位での安定岩盤層を探すのは極めて困難ではないか? この二点。著者の考えが聞きたい。2018/08/25
Hitoshi.F
2
考え方はいろいろあっていいのだと思う。本書の中で「これからの原発は福島事故の再発を防げるのか」という問いかけがあった。津波を受けたのは福島第一だけでなく、福島第二、女川原発、東海第二があったものの、いずれも大事故に至らなかった。その差がどこから来たのか、これを学ぶことこそ福島事故の再来を防ぐ重要なカギになると感じた。2018/02/09
ゆきまさくん
1
福島原発事故による国是たる核燃料サイクル体制の揺らぎや根本的な課題を棚上げしたままでの電力自由化など、我が国の中長期的な電力供給体制が崩れ、エネルギー安全保障に影響が出るとの、現場に携わってきた識者三人による本。日本のエネルギー事情の脆弱さを化石燃料と再生可能エネルギーの限界点から述べている。原子力推進派の方々なので、原子力の必要性を述べているが、比較的客観的に、それを選択することによる問題点、そうでしなかった場合の問題点を示している。2018/12/11




