内容説明
分子でできている世界最小の機械「分子マシン」。本書は、2016年ノーベル化学賞の受賞テーマでもある「分子マシン」の基礎知識から最先端の研究情報をわかりやすく解説しています。ロタキサン、カテナン、アクアマテリアル、分子ピンセット、分子自動車などナノレベルで動く分子マシンの仕組みや構造をイラスト入りで紹介する1冊です。
目次
●Chapter.1 分子は合体して分子マシンを作る
●Chapter.2 分子マシンの単位構造
●Chapter.3 分子デバイス
●Chapter.4 分子マシンを利用する
●Chapter.5 動く分子マシン
●Chapter.6 回転する分子マシン
●Chapter.7 分子自動車
●Chapter.8 生体は分子マシンの集合体
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おの
4
図書館本。凄い!!!分子スイッチ、分子シャトル、分子はさみ、分子モーター等等想像以上に沢山の分子マシンがある!!!軽妙な語り口で基礎化学があんまり分かってない自分にも分かりやすかった。以前超分子の本で挫折したクラウンエーテルの話も分かりやすかった。2021/10/12
せいや
1
化学への興味が出てまだ間もない自分のような人間にとっては、その興味のベクトルを化学の応用的な側面と可能性に向けるという意味において、非常に優れた書籍だった。 そこには最小単位の機械があり、化学でありながら工学でもあるかのような不思議な世界が待ち構えている。2021/09/30
刻猫
1
分子の形と振る舞い。図解が見やすく、部分がどのように機能するかを理解する助けになる。2018/02/20