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内容説明
「頑張れ!」「静かにしなさい!」……子どもに対して、こんなことをいくら言い続けても意味がない。
なぜならそれはセルフ・コントロール(自制心・自己制御)に期待しているから。
すでにストレスに見舞われている子に「頑張れ!」とセルフ・コントロールを強要すればするほど、
人はポジティブな行動変化をなしとげにくくなる。
そこで大切になってくる視点が、
セルフ・レギュレーション(自己調整)だ。
落ち着きがないとき、
脳はどのような指令を出しているのか。
「落ち着きがない」ということの正体を理解することから、
セルフ・レギュレーションは始まる。
ユニセフ「乳幼児期の子どもの発達(ECD)協議会」の委員長も務め、
子どもの発達に関して研究を深めてきた著者が
セルフ・レギュレーションの視点から、
親子(先生・生徒)の触れ合い方を導き出した「セルフ・レグ(自己調整法)」のメソッドを紹介する。
◎著者プロフィール◎
スチュアート・シャンカー Dr.Stuart Shanker
ヨーク大学(カナダ)名誉教授。専門は心理学と哲学。セルフ・レグの実践・普及をめざすMEHRITセンターの創設者。ユニセフ「乳幼児期の子どもの発達(ECD)協議会」前委員長。
トロント大学にて学士号と修士号を取得。オックスフォード大学で哲学博士号を取得。国際的な実績を積み、カナダ、アメリカ各地のさまざまな政府機関にて乳幼児の発達に関する顧問を務めてきた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぴ
3
★★★★☆ 脳科学の側面からみると、自制心や克己心によって人生をコントロールするのは、土台無理。セルフレグという方法によって、ストレスを調整したりリフレーミングしたりすることによって生きていくことが大事です、という話です。 洋題は「SELF-REG How to help your child」で子育て中心なので、①ストレスをどう対処するかを考えたい人、または②子育てで子供とどう接すればいいかを考える人に読んでほしい本だと思います。2021/07/18
るい
3
落ち着かない子どもたちの事例がたくさん載っている。そんな子ども達には、強制しても良いことはない。セルフレグを身につけさせなければならない。2018/06/05
はぴ
2
かんしゃくへの対応が知りたく読みました。詳しく書かれてはいませんでしたが、誰かの怒りの噴出に対しては、こちらも怒りによって反応する。本当にそう。後々後悔します。 こども自身が感情の爆発の意味を認識する必要がある。大人がそれをサポートする必要があるなと思いました。2025/03/15
takao
1
方法的に認知行動療法とかなり近いんじゃないだろうか。単純に本の数を比較しても圧倒的にそっちのほうが認知されているし本以外にも学べる場所がすでにあるので、こっちはあんまり注目されないだろうし、なかなかこの本だけで実践にやってみて結果を出すのは難しいのでは。それでも生物学的な領域を全体のベースとして説明していることや、読者を親を想定して書かれているところ(親が抱えるストレスにも触れている)、思春期にも言及してあったりとこの本のよいところはあると思う。2018/10/19
septiembre
1
ストレスに対処して落ち着ける環境にする。落ち着かないのも理由がある。セルフレグ(自己調整)を身に着け落ち着ける状態にできるようにしたい。本書は親子関係について触れている親子間の間脳は興味深い。2018/04/14