内容説明
依頼を受け、社長との面会に赴いたジョセフィンは凍りついた。マイケル・ハンター。かたときも忘れることなどできない人。3年前のあの日、妹は、彼のいとこの子を宿してしまっていた。マイケルは、いとこと話をつけると約束してくれたが、翌日、突然てのひらを返し、妹の落ち度だとなじったのだ。去っていくマイケルに追いすがり、妹は車に轢かれて死んだ――いっときでも、彼を信じた自分が呪わしい。ジョセフィンは激しく動揺しながら、立ち尽くしていた。やがて彼への愛の狭間で、悶え苦しむことになるとも知らずに。
*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
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mum0031
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プログラマーのジョセフィンと、調査会社社長マイケル。 3年前、妊娠中の妹を事故で無くしたジョセフインは、マイケルと子供の父親マークを恨んでいた。 仕事で派遣された先が、マイケルの会社でマークともに再会。 感情に蓋をして、人との関わりを避けて来たジョセフィンは、マークに纏わり付かれ激怒する。 予期せぬ妊娠でも、逃げたマークは最低。妊婦に酷い言葉をかけたマイケルも最低。そのせいで、マイケルを追った妹が事故で亡くなったのは誰のせい? ジョセフィンが、辛辣で頑なで可愛げがなくても仕方ないじゃない。2018/11/22