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内容説明
アジア、中東、ヨーロッパetc.……全44都市! これが池上流世界の歩き方!! 果物のドリアンは地下鉄に持ち込み禁止(シンガポール)。「徒歩で何日」が距離感覚の基準(ティンプー)。信号機でわかる旧東・旧西のエリアの違い(ベルリン)。人口一人当たりの書店密度は世界一(レイキャビク)――。世界の街には、知らないことばかり。歴史や文化、政治に宗教……その街その街のポイントを、池上彰がナビゲート。いざという時に恥をかかないための世界の常識は、大人の常識!
目次
はじめに
chapter1 アジア
chapter2 中東
chapter3 ヨーロッパ・北アフリカ
chapter4 アメリカ大陸
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あきぽん
33
池上さんの名著「そうだったのか!現代史シリーズ」がもう古くなっているので、2017年7月第一版のこの本は、それを補足した最新版、といったところ。リアルタイムでニュースで聞いているのにもかかわらず、繋がりの分からなかった事もすっきり。冬は一日中夜のアイスランドの書店密度は世界一だそうだけど、暗くて寒くてもリアル店舗に買いに出掛けてはいるのね…。2018/08/11
えっくん
32
★★★★☆雑誌「BAILA」の連載からの書籍化で世界の都市の歴史、見どころ、問題を紹介した本です。世界には他国から支配、蹂躙された歴史も多く、他国への脅威は日本人以上に敏感であるように感じます。資源のないスイスやシンガポールがどのように立国しているか日本も参考になりそうです。ハワイがアメリカの州になったのは第2次大戦後であり、真珠湾攻撃時の当事者はハワイであり、日本と連邦国家になっていたかも…の話も面白かったです。雑誌の掲載上、人気都市が中心なのはやむを得ないですが、南半球の都市が少ないのが残念でした。2021/01/20
Katsuto Yoshinaga
11
資本主義のルールに沿わず資本主義の利を得ようとする中国、スパイの矜持を持つプーチンはスノーデンのようなスパイの裏切り者は許さない、といった池上無双節はやはり面白い。2017年刊行ながら、「シンガポールはファインカントリー。この場合のファインは罰金という意味。リー・クアンユーの『発展には民主主義より規律』という信念から」とか、「フィンランドは最大の原発敷地内に最終処分場があり、受け入れた町長は『利益を受けたからです』と語る」といったことは不知であり、ためになった。ただし、情報アップデートは必要だなあ。2024/08/10
はる坊
11
各国の歴史、文化、現状を広く浅く知る。とてもためになるし、勉強になった。2018/02/13
水月
10
本の紹介文を読んで、世界のタブーとか、不思議な常識を紹介している本と期待していたけれど、池上さんだから、そうではないね。世界の都市について、歴史を含めた概要を書いているものでした。ざっくりとした世界情勢はわかるし、基本的には、日本人が旅行するような国をピックアップしているので、できれば、範囲を広げ、なかなか行けないようなところを取り上げてくれるといいなあ。第2弾があるなら、そういうところを。2017/12/19