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内容説明
すべては、ひとつの出会いから始まった──。イギリス野球に関心を持つ著者は、リバプールを目指す列車で老作家から、思いがけずオリンピックのルーツを聞く。世間で知られているピエール・ド・クーベルタンが、じつは近代オリンピックの父ではないというのだ。そこから興味は、一気にイギリス野球からオリンピックへと移っていく。
オリンピックとは何なのか、日本はいつから参加したのか、なぜ、世界的な大会となったのか、という多くの謎を追い求め、現地での貴重な証言や記録を元に「オリンピックの真実」を綴っていく。ベストセラー『史上最高の投手はだれか』の著者が贈る、渾身のノンフィクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ophiuchi
12
近代オリンピック以前にイギリスの各地でオリンピックゲームズなる大会が開かれていて、クーベルタンに影響を与えたという内容で、題名や帯の文はちょっと言い過ぎかな。その様子は田舎の大運動会といったところで、ほのぼの感があって良かった。2017/12/18
とりもり
4
面白い。近代オリンピックの発祥=クーベルタン男爵ということになっているが、オリンピックの再興を企図した人は他にもおり、既にオリンピックと名付けられた大会があったことなど、知らないことばっかし。特に、オリンピックのモットーとして知られる3つの言葉(「健全な肉体に、健全な精神が宿らんことを(「宿る」と断定的に訳すのは間違い)」「より速く、より高く、より強く」「オリンピックで重要なことは、勝つことではなく、参加することである」)が、何れもクーベルタンの言葉ではないというのが一番印象的だった。オススメ。★★★★★2017/11/23
Humbaba
2
どれほど大きな大会でも、初回というのは存在する。そして、多くの場合初回は権威がないために様々な面で問題が生じる。思いだけが強くても、それを他の人が理解してくれなければ盛り上がらないし、人は集まらない。人が集まらなければお金も入らず、やりたいことをやることもできない。そのような状況でも腐らずに続けていくことで、最終的には思いが伝わり多くの人を巻き込むものとなる。2024/10/19
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