内容説明
１８６２年から１８８２年の日本で、明治維新をその目で見たイギリス公使による記録。江戸が東京へと変わる時代、イギリス外交官の目に映ったものは何だったのか。明治維新の知られざる側面を知るための貴重な史料。
著者のアーネスト・サトウは、ドイツ人の父とイギリス人の母を持ち、日本では佐藤愛之助という名前を名乗った。イギリスにおいて日本研究の基礎を築いた一人である。
※本製品は、国会図書館デジタルコレクションとして公開されている画像データをもとに作成されており、一部に読みにくい箇所がある場合がありますので、ご了承ください。
目次
第一章 江戸在勤通譯生を拜命す
第二章 横濱の官民社會
第三章 日本の政情
第四章 條約 排外思想
第五章 リチャードソン殺害
第六章 公用の江戸訪問
第七章 賠償金要求
第八章 鹿兒島砲撃
第九章 下關・準備交渉
第十章 海軍の軍事行事
第十一章 下關 長州との媾和締結
第十二章 バード及びボールドウイン殺害（削除）
第十三章 御門の條約御批准
第十四章 横濱の大火
第十五章 鹿兒島及び宇和島訪問
第十六章 最初の大阪訪問
第十七章 大君の外國公使引見
第十八章 陸路大阪より江戸へ
第十九章 日本役人との社交
第二十章 陸路七尾より大阪へ
第二十一章 大阪と徳島
第二十二章 土佐及び長崎
第二十三章 將軍家瓦解
第二十四章 動亂の勃發
第二十五章 伏見に戰端開く
第二十六章 備前事件
第二十七章 京都初訪問
第二十八章 腹切
第二十九章 堺に於ける佛蘭西水夫虐殺
第三十章 京都 御門拜謁
第三十一章 江戸歸着及び大阪に於ける公使の新國書捧呈
第三十二章 雜多の續發事件
第三十三章 若松占領、及び御門の江戸行幸
第三十四章 榎本、脱走せる徳川の軍艦を率いて蝦夷地を攻略す
第三十五章 一八六九年 江戸に於ける御門拜謁
第三十六章 東京に於ける最後の滯在
