内容説明
「日本一不幸なサラリーマン」が奮闘する『走らなあかん、夜明けまで』『涙はふくな、凍るまで』人気シリーズ最新作。食品会社のサラリーマン・坂田勇吉は新商品を宣伝するため、東京下町の老人会に通っていた。老人たちやボランティアの咲子の心もつかんでいた彼に、健康枕のセールス指導のバイトが持ちかけられる。打合せ会場に着いた坂田の目の前には、刺殺体が。ヤクザがらみの厄介な事態に巻きこまれた坂田に危険が迫る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiru
139
大好きな坂田シリーズ。1作目は大阪を一晩中走りまわり、2作目は北海道の海で凍りつき、最終巻は東京で殺人事件に巻き込まれる、不運なサラリーマン坂田。人の良さが仇となり、警察とヤクザ双方から追われる身に‼ そんな坂田の秘めたスペックは、洞察力,機動力,交渉力。老人会メンバーたちのナイスアシストに助けられ、事件の真相に迫っていく。男勝りな咲子を好きでたまらない坂田の気持ちが、痛いほど伝わってきて、恋のゆくえに胸が弾みました☆ 好きな人のそばにいる今を大事にするふたりが微笑ましかった✨ ★52020/05/08
紫綺
58
単行本にて読了。災難巻き込まれ男、坂田勇吉シリーズの第3弾。相変わらずの面白さ!普通のサラリーマン坂田が、騙し取られた3億の金を巡って堂々とヤクザとやり合うところが堪らない!2021/05/05
ユザキ部長
57
三度目は流石に慣れたもんなのか。終始ドタバタであっという間に終了。面白くなくはない。2021/09/11
まさきち
57
出張先でとんでもないトラブルに巻き込まれる坂田勇吉、そんな彼が主人公の第3弾。今回は初めて地元東京が舞台で。とはいうもののいつも通りにその筋の人が絡むような事件に巻き込まれ、一見ひ弱そうな坂田が数多の危険にさらされながらも要所々々で男気を見せながら、周囲の個性豊かな人々と力を合わせて見事に解決に導いていく。その姿も魅力的だし、なによりのっけから終盤までの飽きさせないテンポの良さが魅力の一冊でした。残念なのは次作も手にしたくなる本シリーズの最終作がこの一冊と解説にあったことですかね。2018/06/27
あやっぴ
33
日本一不運なサラリーマンシリーズ。最終巻の舞台は東京。老人ホームに自社の商品を宣伝すべく慰問に訪れた坂田。そこにいる人たちとの温かい交流から一転、今回もまたヤクザ絡みの殺人事件に遭遇。何度も怖い目に遭いながらも、冷静で度胸のある坂田の行動に拍手です。ホントに惚れちゃうレベルです!(笑)老人ホームのボランティアさんたちの知恵と行動も光りましたね。咲子さんとの恋に行方も気になります。2021/07/25
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