ジャンプジェイブックスDIGITAL 血界戦線 グッド・アズ・グッド・マン

著者名：内藤泰弘【著者】/秋田禎信【著者】

集英社（2017/11発売）

• ISBN：9784087034318

内容説明

【小説版登場！】僕が普通になるにはどうしたらいい？　堕落王フェムトは悩んでいた。その懊悩がもたらした結果が、HL(ヘルサレムズ・ロット)を混沌の底へとたたき落とす。　ライブラの語られざる物語、再びノベライズ!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ねりわさび]

異世界と化したNYの秩序を守る組織と異能力をもつバッドアスたちとの攻防を描いた漫画を小説化した作品。前作と違い悪役の一人である堕落王に焦点を当ててドラマ進行していく。ギャグテイストも含有していて面白いのですが焦点であるはずの堕落王の動機が読み取りにくい。意図的に王の内面を複雑にしているのかそれとも狂気そのものを描こうとしたのか良くわかりませんでした。内藤康弘氏による挿し絵やイラストも豊富なのでファンなら購入をお薦めします。

2021/04/30

[つたもみじ]

ノベライズ第二弾。表紙がまず不穏。どうしてこうなったｗ 僕が普通になるにはどうしたらいいだろう？堕落王フェムトは無駄に悩み、その懊悩が、やがて街に七百六十九人の、自らは堕落王フェムトであると名乗る一般人の群れが出現する事態となった。当初は無害に思われていた人々が、やがてヘルサレムズ･ロットに混沌を巻き起こす。普通とは。フェムトにとっての普通とは。超人は超人で居てくれた方がまだマシ…という話。なんでもありのゴチャッと感が、原作の雰囲気を損ねず、今作も良いノベライズでした。

2017/11/13

[サケ太]

凄まじい表紙のインパクト。今回のメインは堕落王フェムト。「普通」になろうとした堕落王の起こす騒動。彼にとっての「普通になる」とは。何度だって世界を救う秘密結社ライブラ。元紐育『ヘルサレムズ・ロット』のいつもの奮闘の1ページ。くだらない願いから変に規模が大きくなっていく物語。非常に読みやすい物語。

2017/10/05

[金目]

フェムト大増殖ｗｗｗ正に阿呆か･･･最高か･･･って奴。普通とは、善悪とは、って深いテーマを感じさせながら、実際の所秋田さんがヘルサレムズロットに遊びに来た結果こうなっただけって感じがする。扱うメンツに偏りがあるけど、殊にザップは戦闘描写から何から優遇されてる。セリフ回しも一見雑なのに的を射てるのが素晴らしい。「オレたちの仕事、楽になるんじゃないすか」「不思議と願い下げだな」とか、すげぇクール。レストラン回でちょっと接触したレオ君とフェムトだけど、まぁ”普通”の意味で友情は築けないんだろうなぁ

2017/10/11

[ジョン・ドゥ]

今日から普通になります！アイドル引退宣言のように堕落王が増え平均値を上げるｗ何この馬鹿展開ｗそして自分で事件を起こし自分で解決！アクション多めで文章より想像してと言う部分が多いのは仕方ないが実際にありそうな展開で面白いッッ！堕落王フェムトが普通の人に出し抜かれて悔しい気持ちが今はじめて判った気がするというセリフがすごくこの作品を表しているようでツボにハマったｗｗｗ

2018/03/23