内容説明
「ゲート」柳内たくみが描く、歴史的侵略戦争<冬戦争>を舞台にした大ヒットミリタリー小説! フィンランドの天才狙撃手シモ・ヘイヘの超人的伝説がライトノベルでよみがえる! 憎きヴェナヤ軍打倒を誓い、男性としてスオミ軍に入隊した17歳の少女クルッカは、そこで「白い死神」の異名を持つ狙撃手シモ・ヘイヘと出会う。「雪の妖精」と「白い死神」、二人の天才狙撃手が巨万の侵略軍を撃って撃って撃ちまくる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
異世界西郷さん
14
この本は完璧にジャケ買いでした。ていうか、あらすじすら読みませんでしたからね。読みはじめてから「冬戦争を元にした話なのね」と理解したくらいです。内容については、とても面白かったと思います。手に汗握る狙撃戦は読みごたえ抜群でした。てか、シモ・ヘイヘの無双ぶりが映えてましたね。クルッカも溢れ出る乙女ぶりに、女であることを隠す気があんのかと思ってしまいました。(まあ、そこが可愛らしくもあるのですが。)あと、敵であるヴェナヤ側の登場人物も魅力的に描かれており、妙に感情移入してしまいました。2014/03/22
Richard Thornburg
11
感想:★★★★★ 表紙を見る限りでは完全に軽いラノベって感じなのですが(笑)冬戦争に関する描写は圧巻!!! 銃器に関する描写も細かくて、きっちりとオリジナルナガンとM28を区別しているところもいい感じです。 ウェイトは主人公目線のシモ・ヘイヘ。 「この物語はフィクションです。」とは書いてあるもののユーティライネンやヘイヘなどは実名で登場し、そのエピソードなども細かいところまで記してあります。 スナイパー vs スナイパーのシーンもあり、軍記モノが嫌いでなければ、かなり楽しめる内容だと思います。2016/05/05
あやや
4
狙撃手って格好良いなぁ。 率直にそう思いました。 国同士の戦争とか、ちょっと暗い話なのに、キャラクターは明るい人が多くて面白く、読みやすかったです! それと、比喩がとてもお上手。 わかりやすかったし、読んでて吹きました(笑) ちょっと話が大人っぽいとこもありましたが、新鮮でした(*´ω`*)2014/05/01
ユイ
4
シモ・ヘイヘに惹かれての読了。男装のクルッカは休暇明けあたりから隠す気無くなってません?2014/03/08
月式
4
彼我兵力差四倍、戦車に至っては200倍の物量差がありながら、国の独立を守りきったフィンランドの対ソ連祖国防衛戦争である冬戦争をベースにした架空戦記もの。フィンランド語風の表記がファンタジー的な響きがあり異世界な趣がありながらほぼ史実というずるい設定w。しかしまさか噂のチートスナイパーシモ・ヘイヘに萌える日が来ようとは…w2013/12/19