内容説明
変化に強い開発契約をトラブル事例から学ぶ!
後から揉め事にならない契約方法がわかる!
ソフトウエア開発では、発注側のユーザー企業と受注側のITサービス企業の間で、契約上のトラブルが起こることが少なくありません。
ソフトウエア開発のコストは、実際に存在するモノを作る製造業とは違い、材料や部品など単価が明確なものから計算するわけではありません。人の能力に依存する割合が高いため、見積もりと実績のコストに大きく差が生じるリスクが高くなります。また、契約前に決めた要件が開発に入ってから変わることはよくあることです。
開発が始まってから契約に関する揉め事を引き起こさないためには、こうしたリスクを踏まえた開発契約が不可欠です。
本書の前半では、日本のソフトウエア開発の特徴を説明し、契約上のトラブル事例を紹介しながら、米国のコスト契約方法を参考に労働者派遣契約、請負契約、準委任契約のあり方を考えていきます。
本書の後半では、米国のコストに関する契約方法を参考に、開発プロセスの観点から、これから必要となるソフトウエア開発契約について考えていきます。ウォーターフォールモデル型とアジャイルプロセスで、契約方法をどのように選択するのがよいかを解説します。
最近のソフトウエア開発では、開発プロセスの最初にコストを見積もることが難しく、追加や変更を柔軟に受け入れやすくすることが重要になっています。そのために契約がどうあるべきかの悩みを本書が解決します。プロジェクトを成功に導くための必携の一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Book_Meyer
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ソフトウェア開発の契約に関する基本的な知識と、ITベンダーが予算超過などでプロジェクトが失敗しない為の契約や見積について解説されています。契約の内容は薄いので、契約に関する知識が欲しい場合は別の書籍をよむ必要があります。 色んな契約の種類はあるが、準委任契約、請負契約、委任契約をおさえていればよいかなと思います。 注意事項 ユーザー企業担当者の視点に立って読むとピントがずれているのには注意が必要です。 また、損害賠償や知的財産権、秘密情報の扱いについては解説されていません。2019/03/20
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