内容説明
幕末の江戸に登場したナゾの浮世絵師・歌川広景(ひろかげ)が描いた「江戸名所道戯尽(どうけづくし)」全50作品でみていく「笑って、ふざけて、ずっこける!」おバカな江戸っ子たちのユニークな名所図。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご
40
ペラリンコ。歌川広重ならぬ歌川広景の作品集。まあ実にバカバカしいんだけど浮世絵って楽しむものなんでしょ?だからとてもいいよ。広重の弟子とされてて、詳細はあまり分かっていないようです。広重や北斎の絵の構図が類似してる作品がちらほら。比較のため並べられてるんだけど、先輩方の絵の完成度が際立つwでもいいの。なんか教科書に落書きをするうちの子供を彷彿とさせるです。2022/02/04
sofia
35
歌川広重ではなく歌川広景(広重の弟子らしい)の浮世絵「江戸名所道戯尽」。出てくる人間はだいたいすっ転んでいる。広重の作品をうまく言えばオマージュ、悪く言えばパクリ。北斎と広重が一つの作品におさまり、すっ転んだ人がいるのは完全なパクリだろうが、この時代に著作権なんてものはない。こんなことをするのは文化的にゆとりがあるからだろうが、前書きを読むと、どうやら幕末の桜田門外ノ変が起きたころで、漠然とした不安があったと書いてある。2023/11/23
ケ・セラ・セラ
26
広重の弟子とされる歌川広景の《江戸名所道戯尽》全50点が解説付きで掲載。副題にもあるようにお笑い江戸名所。師匠の広重や北斎の作品を丸々模倣したり、パロディに仕立てたり。描かれた庶民の表情が豊かでユーモラスな姿が面白く、笑い声まで聞こえてきそう。こちらも愉快な気分になってきます。これは原画も観てみたいな。2021/04/04
コーデ21
16
<ナゾの浮世絵師・歌川広景が描いた「江戸名所道戯尽」おバカな江戸っ子たちのユニークな名所図> 昨年、太田記念美術館で観た企画展「歌川広景 お笑い江戸名所」の復習に(^^) まさに「笑って、ふざけて、ずっこける!」そのもののオフザケぶりにニヤリ~‼ 幕末の江戸を舞台に繰り広げられる江戸庶民の姿にホノボノと笑えて楽しめました(^^♪2026/04/01
buchi
16
電子図書館本。題名は『ヘンな浮世絵』だけどなかなか笑える浮世絵なので興味がない人にも是非見て欲しい1冊。歌川『広重』だと思っていたら『広景』だった。人の作品をパクってそこに笑いを加えた作品『江戸名所道戯尽』は興味深いけれど、広景という人物もとても興味深い。写楽同様とにかく詳細がよく分かっていないらしい。それでいて本書の考察はとても核心を突いているようで間違いないんじゃないかと思わせる。作品群の中には視覚障害者をネタにしたものがいくつかあって現代コンプライアンスの下では炎上しないかちょっと心配してしまうw2024/12/11




