内容説明
いま新たに、銀塩(フィルム)カメラが人気を集めている――。
手作業でフィルムを装填し、一枚一枚、シャッターを押し、またフィルムを巻き上げる。今度は撮り終えたフィルムを持って、酢酸の匂いの立ち込める暗室に入って、手を濡らしてネガを作成し、現像液の中にある印画紙からゆらゆらと初めて像が浮かび上がる瞬間に、目を凝らす…。
そこには、簡単で仕上がりもきれいで、その場で確認できてSNSで共有できる、スマートフォンとは、まったく違った、一連の甘美な「写真」体験がそこにある。
「銀塩カメラって、面白い!」
長年にわたって、銀塩カメラの魅力を数々の著作で伝えてきた、写真家・赤城耕一の思いはそこに尽きる。
銀塩カメラの世界をこよなく愛し、日々、名機に惑い、名玉レンズに溺れる著者が、今こそ欲しい、63機の憧れの銀塩カメラと、48本の魔法のレンズの魅力をとことん紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mass34
7
フィルムのカメラたち。今となっては、って感じだけど。使うとキュンと来ちゃうんだよなぁ。2016/09/13
とりもり
2
比較的最近の本なので、デジカメ時代を前提とした記述になっている。とはいえ、全ての写真をフィルム撮影しており、マウントアダプター遊びにも否定的な著者のことなので、オールドレンズ選びにすごく参考になる訳ではない。でも、フィルムカメラ愛が随所に感じられるので、これはこれでアリかな。それにしても、オールドレンズ沼は切りがないね…。★★★☆☆2020/01/02
uske_masuo3
0
銀塩カメラを使い、フィルムを現像し、印画紙に焼き付けるなんて、もうすぐロストテクノロジー? いやいや!こんな味わい深い世界、まだまだ楽しみましょう!2017/03/10
Tomotaka Nakamura
0
今やフイルム自体がとても高い。モノクロの同時プリントは十日近く待たされる。でも魅力的。2017/04/06
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