誰が死んでも同じこと

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誰が死んでも同じこと

  • 著者名:円居挽
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 光文社(2017/10発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334911904

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内容説明

日本を代表する一大コンツェルンの中枢・河帝商事の創業者一族が相次いで殺された。相続争いと思いきや、被害者は一族の中で出来のいい方ではなかった……。ならば、劣等な者を切り捨てようという犯罪なのか!? 警察庁から派遣されたキャリア捜査官・十常寺迅は、河帝商事の内部事情をよく知る秘書の灰原円に無理矢理協力させ、一族の暗部に踏み込んでいく。連続殺人犯の、恐るべき動機とは!? 本格ミステリ的御家騒動、顛末記。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

315
著者らしい、非現実的なのに細かい設定は嫌いではない。しかし、全章、同じような内容がひたすら続く金太郎飴状態が読んでいて結構キツイ。最終章のための仕込みといえばそうなのだろうが…せめて各章がもうちょっと凝ったつくりであって欲しいところ。会社や警察ののシステムや、いつ寝てるんだ?という勢いで全国を移動し続ける不自然さや、漫画の世界でもなかなか出てこないトンデモ設定の上に構築されたホワイダニットなだけに、なんかイマイチのれない人も多いだろう。ルヴォワールシリーズ並のボリュームで描きこめば、また違ったかも。2018/07/02

よっち

41
日本を代表する一大コンツェルンの中枢・河帝商事の創業者一族が相次いで殺された。警察庁から派遣されたキャリア捜査官・十常寺迅は、河帝商事の内部事情をよく知る秘書の灰原円に無理矢理協力させ一族の暗部に踏み込んでいくミステリ。動機は相続争いと思いきや被害者は一族の中で出来の悪い方。河帝にそれほど思い入れのない円を助手兼ツッコミ役として連続殺人事件の真相を追う展開でしたけど、謎ときそのものよりそれぞれが語る思いに重きが置かれていて、それが著者さんらしさといい感じにブレンドされてこれはこれでわりと面白く読めました。2017/11/20

まぁにぃ

16
巨大コンツェルンで起こった殺人事件。 それは連続殺人の序章に過ぎなかった。 って言ってもまったくシリアス感なし(笑) 犯人の目的は?なんて深く考えず、漫画のように読んでいくと楽しめる。 ミステリーを求めるとがっかりするかな(笑)2018/04/08

あられ

11
富豪の家族が次々と殺害され。。。探偵の助手役がなごんだ。でも、探偵がいるにもかかわらず、事件は止まらない(止まったら小説にならないがww)。いろいろと伏線張り巡らされおもしろかった。現代的なトリックもあり、あっ、やられた、とか思いつつ。ぼちぼち追いかける予定。。。2017/12/14

たにやん

11
日本有数の企業、河帝グループ。その創業者一族が相次いで殺される事件が起こる。殺されたのは一族の中でも出来の悪い人物ばかり。キャリア捜査官で優男の十常時は河帝商事の内情を良く知る秘書の灰原を無理やり捜査に協力させ事件解決に挑む。グループ内での自分の価値基準が決まる”河帝ランキング”に支配されている特殊な舞台設定やアリバイやトリックを破る、ではなく故瓜生的に”動機”から犯人探しにアプローチをするやり方等、一風変わった作風でなかなかに楽しめました。2017/12/10

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