内容説明
全国で警察不祥事が相次ぐ中、骨太の報道記者がその隠蔽体質を暴露していく。北海道警察に公文書の開示請求を行い、それを発表してきた著者の書き下ろし。『週刊現代』(17年3月)や『文藝春秋』(17年4月)でも取り上げられ、注目の著者。サブタイトルの、「北海道の警察官は、ひき逃げしてもクビにならない」は、取材の過程で遭遇した事件によるもの。本書の著者、小笠原淳氏は、不祥事の絶えない北海道警察が、一般人の犯罪ならば報道されるような事件や犯罪さえをも発表しないで隠蔽している実態を、「情報公開請求制度」によって丹念に請求していくことで浮き彫りにしていく。この徹底かつ地道な調査報道の姿勢は、北海道にとどまらず、警察不祥事の蔓延する日本にとって、いま最も求められているものだろう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
犬養三千代
8
副題「北海道の警察官は、ひき逃げしてもクビにならない」がほぼ半分を物語っている。文書開示請求をずっと繰り返し、その事件の真相に辿ろうとする姿勢は驚きだ。北海道警察の不祥事はひたすら隠蔽される実態を詳らかにした本書は文章も軽快で読みやすかった。、2023/06/26
SK
6
147*ひき逃げしてもクビにならない道警も、酷いんだけど、余分な文章が多過ぎじゃないでしょうか。こんなに小説仕立てにしなくてもいいです。ひき逃げだろうがストーカーだろうが、何でも隠蔽してしまう道警、最強ですね。しつこい情報公開請求は必要。2020/08/20
matsu
5
素晴らしい!タイトル以上の驚きだった。『日本で1番悪い奴ら』は過去の事では無い驚き。こういうジャーナリストがもっと増えたら世の中もっと良くなるのになぁ2017/11/21
kikizo
4
まぁどこまで腐ればいいんだろう道警は。普通の会社ならば、殆どが懲戒処分を受けるようなことが「戒告」?ひき逃げ、強姦、ストーカーも注意、注意、注意で終わり。北海道の人たちは不幸ですね。ネコババする警察官もいるんだから。まともな警察官に謝れ!腐った道警のこんな奴らは辞めてくれ!2017/11/10
doremi
3
発表される不祥事は、体制に歯向かう警官の見せしめ要素なのは、新しい発見でした。 糖尿病なのに、酒、タバコ、高カロリーな食事。エッセイ要素は不要だし、糖尿病患者への偏見を助長するだけ。 内容は、巻末の「発刊によせて」によくまとまってます。 警察の不祥事隠しは、まあ福利厚生のひとつかと。私見ですが、北海道警察単体の問題ではなく、これを許す司法、議会も同類。 P142 訴状は、裁判所が発送するものかと 2017年 C0031 \1500. 20172017/12/02
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