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内容説明
怒らないことが目的ではなく、怒る必要のあることは上手に怒り、怒る必要のないことは怒らなくて済むように線引きする
本書のテーマである『アンガーマネジメント』は、1970年代にアメリカで生まれた「怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング」です。
怒らないことが目的ではなく、怒る必要のあることは上手に怒り、怒る必要のないことは怒らなくて済むようになる。
その線引きができるようになることを目的とします。
つまり、怒っても良いというのが大前提です。
なぜなら、怒りの感情は人間に備わっている自然な感情のひとつだからです。
本書では「怒るな」「怒ってはダメ」ということは一切言いません。
「怒りの感情に対して、どのように考えればよいか?」
「普段のストレスから解放されるには、どうすればよいか?」
「怒る場合、その後の人間関係を壊さないためにはどうすればよいか?」
「ムダにイライラしない人は、どのように普段から考えているのか?」
「上手に怒るというのは、どういうことか?」といったことをテーマにしています。
『アンガーマネジメント』は心理トレーニングですが、
本書では、ムダにイライラしないためには、そもそもどのように考えればよいのか、その心の持ちよう、思考方法について焦点を当てています。
思考方法ですから、ちょっとした考え方のコツをつかめば、誰にでもすぐにできて、効果があがる内容になっています。
後悔の多い一日を送らないために、あなたもほんの少しだけ考え方、思考方法に工夫をしてみましょう。
それだけでムダにイライラしなくて済みます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
り
17
私は周囲より(おそらく)イライラしたり怒ったりすることがあまりありません。人が怒る仕組みを知りたいのと、うまく怒れるようになりたいという気持ちから読みました。2つの答えは前者は1章、後者は5章にありました。2〜4章は怒らないようにするコツ、テクニック。5章「目的を見失わないこと」「なんで〜しないの?→どうしたら〜できる?」「叱るときに過去を引っ張り出さない」。怒るということに限らず、人に何かを伝えるときに大切にしたい姿勢だと思いました。なかなか出来ていなかったな、こう言ったほうが良かったのかなと反省です。2018/02/27
みゃーこ
15
怒らなければいけないことは、上手に怒り怒らなくてもいいことは怒らなくて済むことが、アンガーマネジメント。そのポイントはどの選択肢を選ぶことが、自分にとっても相手にとっても、周りの人にとっても長期的で健康的でいられるかということがポイント。人はそれぞれ「~べき」を持っていてそれが怒りの原因。すべて「~べき」は正解で自分との違いがあるだけと捉える。怒りについて知れば生きやすくなるだろう。24時間アクトカームを取り入れてみたい。2025/06/17
Mari
9
図書館2022/08/14
りん
5
最近怒ることが多くて、自分にとって良くないなと思っていた。すぐにできることから、意識して身につけていくものまであったけれど、自分の環境に落とし込めて取り組んで行けたらいい。2023/11/19
乱読家 護る会支持!
4
アンガーマネジメントとは、怒らないことが目的ではなく、怒る必要のあることは上手に怒り、怒る必要のないことは怒らなくて済むように線引きすること。。。 何冊かアンガーマネジメントの本は、ぼくには上部だけの浅い言葉が羅列してあるだけのように思えてしまう。。。 僕にとっては怒り感情が一番複雑で繊細で扱いにくい、、、怒りの方向性は「私へ」「相手へ」「社会へ」にそれぞれが存在し、また「寂しさ」「痛み」「あわれみ」「 悲しみ」「破壊欲」「無力感」などなど、さまざまな気持ちが混在する、ひたすらに扱いにくい感情。2018/03/12