立東舎<br> 今を生きる人のための世界文学案内

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立東舎
今を生きる人のための世界文学案内

  • ISBN:9784845631261

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内容説明

僕を熱くさせる小説は、ほとんど全てこの本に書いてある。
都甲幸治のベスト書評集。

とにかく面白い本を、国・言語にかかわらずひたすら読みまくる。そしてその本について書きまくる。これは、そんな「狂喜の読み屋」の戦いの記録だ。

現代日本の最重要翻訳家・都甲幸治。彼の膨大な原稿から厳選したベスト書評集。読書日記、長短様々な書評、自伝的なエッセイなどから、現代の世界文学のありかたが見えてくる!

村上春樹『騎士団長殺し』についての書き下ろし書評も掲載。世界文学の今を知るための、最新ブックガイドが登場。

【CONTENTS】

まえがき

1 2015年以降の読書日記

2 日本、アメリカ、そして
語りかけてくる言葉――村上春樹『騎士団長殺し』
閉じた家、開いた家――坂口恭平の小説
ラテンアメリカを引き継ぐ――ジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』と北米の魔術的リアリズム

3 世界文学をひたすら読む
涙の擁護――舌津智之『抒情するアメリカ――モダニズム文学の明滅』
英語の中の東欧系文学
死の帝国----ロベルト・ボラーニョ『第三帝国』
作家たちの声を聴く----青山南編訳『作家はどうやって小説を書くのか、じっくり聞いてみよう! 』
新しいサリンジャー像----ケネス・スラウェンスキー『サリンジャー 生涯91年の真実』
あらかじめ失われた父を求めて――ジョン・アーヴィング『また会う日まで』
文学の再発明――ドン・デリーロ『ボディ・アーティスト』
沈黙の言葉――ポール・オースター『幻影の書』
偽装された自伝――ポール・オースター『写字室の旅』
アメリカの崩壊――ゲイリー・シュタインガート『スーパー・サッド・トゥルー・ラブ・ストーリー』
三の物語――カレン・テイ・ヤマシタ『熱帯雨林の彼方へ』
新たなフランツ・ファノン----タナハシ・コーツ『世界と僕のあいだに』
すべては繋がり、循環する----いしいしんじ『海と山のピアノ』
暴力と絶望――星野智幸『呪文』
奇妙な師弟関係の中で----又吉直樹『火花』
サリンジャーを書き直す----円城塔『バナナ剥きには最適の日々』
外側の眼――筒井康隆『世界はゴ冗談』
肯定の力----岩城けい『Masato』
反転する河原と一般社会----木村友祐『野良ビトたちの燃え上がる肖像』

4 英語を生きる
英語を生きる
トランプと人種差別――南北アメリカ文学に見る排除
前山君のこと

5 僕の好きな翻訳文学40冊

あとがき

目次

まえがき

1 2015年以降の読書日記

2 日本、アメリカ、そして
語りかけてくる言葉――村上春樹『騎士団長殺し』
閉じた家、開いた家――坂口恭平の小説
ラテンアメリカを引き継ぐ――ジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』と北米の魔術的リアリズム

3 世界文学をひたすら読む
涙の擁護――舌津智之『抒情するアメリカ――モダニズム文学の明滅』
英語の中の東欧系文学
死の帝国----ロベルト・ボラーニョ『第三帝国』
作家たちの声を聴く----青山南編訳『作家はどうやって小説を書くのか、じっくり聞いてみよう! 』
新しいサリンジャー像----ケネス・スラウェンスキー『サリンジャー 生涯91年の真実』
あらかじめ失われた父を求めて――ジョン・アーヴィング『また会う日まで』
文学の再発明――ドン・デリーロ『ボディ・アーティスト』
沈黙の言葉――ポール・オースター『幻影の書』
偽装された自伝――ポール・オースター『写字室の旅』
アメリカの崩壊――ゲイリー・シュタインガート『スーパー・サッド・トゥルー・ラブ・ストーリー』
三の物語――カレン・テイ・ヤマシタ『熱帯雨林の彼方へ』
新たなフランツ・ファノン----タナハシ・コーツ『世界と僕のあいだに』
すべては繋がり、循環する----いしいしんじ『海と山のピアノ』
暴力と絶望――星野智幸『呪文』
奇妙な師弟関係の中で----又吉直樹『火花』
サリンジャーを書き直す----円城塔『バナナ剥きには最適の日々』
外側の眼――筒井康隆『世界はゴ冗談』
肯定の力----岩城けい『Masato』
反転する河原と一般社会----木村友祐『野良ビトたちの燃え上がる肖像』

4 英語を生きる
英語を生きる
トランプと人種差別――南北アメリカ文学に見る排除
前山君のこと

5 僕の好きな翻訳文学40冊

あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

54
書評集。斜め読みした箇所多し。村上春樹は思い入れがないためパス。クヌート・ハムスンというノルウェーのノーベル賞作家を初めて知った。ナチス賛美したせいであまり語られることがなかったとか。さっそく作品を一つ注文。2023/01/02

ベイマックス

48
図書館本。有名な古典的な作品の解説ではなく、あくまで筆者の感想がメイン。また、そこが面白かった。また、読みたい本が増えてしまう。でも、時代小説と海外小説って苦手なんですよね。時代背景や物の固有名詞が気になって物語が入ってきにくいと云うのと、人物名が把握出来ない😢 英語が大苦手から、カタカナも苦手に(笑)2020/06/21

ヘラジカ

32
目次に書かれている作品で読んだことある本は2冊。意外や意外、海外文学ではなく『騎士団長殺し』と『世界はゴ冗談』だった。翻訳小説は最新を結構追っている気だったのに、紹介されている作品の大半は未読。まだまだだなあ。例によって物語の革新に触れていそうな箇所は読み飛ばしているので、作品を読み終えたらまた読み直そうと思う。読みたい本目白押しでリストが膨れ上がってしまった。(2017・67)2017/10/13

ai

19
韓国文学に興味わいた。読書日記と僕の好きな翻訳文学40冊みたいに、少ない文字数でまとめられてるのありがたい…。読みたい本の登録がたくさん増えた。2018/02/25

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

13
読みたい本が増えた。村上春樹『騎士団長殺し』の考察が面白かった。2020/08/17

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