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内容説明
野村哲学の集大成がここにある!
野村克也氏の野球理論は多くの読者から支持を得ており、かつ、その人生哲学も大きな共感を得ています。数多くの含蓄ある言葉や思考法を、野村氏はどこで会得してきたのか? そして、何をバックボーンとして活用してきたのか? 栄光と苦難の野球人生の中で培われてきたことが肉付けされることとなった「幹」、それが孔子の「論語」だったのです。数々の「名言」は、「論語」に重なります。
昨今の「論語」ブームに乗じて、関連書籍・雑誌が多数出版されていますが、単に論語の「文言だけ」では現代に活かせません。また、「解説だけ」では飽きてしまうという状況の中、本書は「論語の現代活用法」を野村氏の言葉から引き出すことができます。つまり、両者から貴重な「訓」を得ることができるのです。著者ご本人にも改めて目を通していただくと、その類似性に改めて驚かれたようです。そこで、時空を超えて「孔子と野村」を重なり合わせてみた本書は、野村ファンはもとより、論語愛好者、人生に悩み迷える方達への指南書にもなっています。
※この作品は過去に単行本として配信されていた『野村の実践「論語」』 の文庫版となります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hope
18
野球の話だけど野球じゃない。勝負、ビジネス、学問の世界、もしくは世の理。 中国2500年の悟りと名将80年のぼやきの合体。 自慢や説教に聞こえないのは、愛があるからかな。野球への、人への、愛がある。2021/03/10
アステア
1
メモ/組織はリーダーの力量以上には伸びない/努力に即効性なし/自分に対する評価はどうしても甘くなる。自己評価なんて、自己愛に満ち満ちたもので百害あって一利なしだ。そんなものは、とっとと頭のなかから消し去ってほしい/「失敗」と書いて「せいちょう」と読む/人間、生まれつきの資質はそれほど違いはない。育っていくうちの習慣によって、種々の差異が生まれてたがいに遠い関係になる/私はまず監督自身が人間として多くを学び、より成長していこうとする努力を続けることが何より重要だと考えている2022/05/10
くものすけ
1
名監督が論語に知恵を借りて野球選手を指導していたとは露知らず...ID野球と論語がどのように結びついているのか。 少し不可解である。AIと論語、自動運転技術と論語が今後コワークしていく時代となるかもしれない。老荘思想をコンセプトとした居酒屋、禅の悟りに近づきつつある箱根駅伝チームとか??? 2500年の年月を生き延びている教えはもっとしっかり勉強しなければならない。人を育てることが今は大事な時代だと感じた。2018/02/13
Ryohei Nishimoto
0
これは面白い。論語をのむさんなりの解釈で紹介している。野球好きなら尚更響くでしょう。2017/10/23
やすなり
0
「子曰く」改め、「のむ曰く」にしよう。2023/03/21