小学館文庫<br> アラ還とは面白きことと見つけたり

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小学館文庫
アラ還とは面白きことと見つけたり

  • 著者名:武田鉄矢【著】
  • 価格 ¥627(本体¥570)
  • 小学館(2017/10発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094064490

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内容説明

「年を取る」ことは難しいけれど、面白い!

 人生をどう終えていくか。定年後、あるいは定年を間近に控えて、その先をどう生きていくか。寿命が長くなった今だからこそ、それは多くの人にとって、大きな悩みとなっている。
 俳優・武田鉄矢さんは40代半ば頃から、すでに人生の降り方について考えてきた。いつまでも人生を登ってばかりはいられない。だからこそ武田さんは、これまで出会ったさまざまな人、書物で出会った師とも言える人々から、学んできたという。

 本書は、武田さんが著名人や歴史上の偉人、書物で出会った師から集めた言葉の数々をもとに、人生の降り方を考えたものだ。さらに武田さん自身の失敗や知られざるエピソードも、さまざま開陳されている。それもこれも、今の自分を作った道標だからこそ――

 武田さんは文庫化にあたっての「あとがき」にこう綴っている。<「老い」とはなかなかの難敵。ライバルですぞ。その四年の間、「老い」に立ち向かう「術」を、そして「一念」を懸命にさがしております>。「老い」ていない人が読めば、将来に光明を。「老い」ている人が読めば、心が軽くなること間違いなし。

 人生に迷った時に読みたい座右の書になるはずだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

団塊シニア

26
海援隊のヒストリー、金八先生、高倉健との思い出など、自伝的エッセイで老いに立ち向かう術とか老後の指南書という色合いは薄く正直イメージしてた内容とは違ってた。2017/10/14

ばんだねいっぺい

23
 軽い読み物と思ったら…嬉しい誤算。金山寺味噌のような濃厚な物語の連続に激しく心を動かされた。読まれる数が少ないのはもったいないと思う。2017/10/17

小豆姫

6
60代をむかえ老境をいかに生きてゆくのか…。金八先生の重厚かつありがたい言葉の数々を、膝を正して聴講させていただきましたっという感じ。学究肌でビシッと芯の通った方なのだなあ。解説の西田敏行さんの、人生の降り方をを説く武田さんに、「降りなくてもいいんじゃない。人生は水平線を歩いていくものだ。」という、こちらの人生観をもっと知りたくなってしまった。2017/10/17

カノープス

5
気楽に読めるタレント本の類ではない。「人生をどう締めくくるか」という課題に対し、単なる楽観論ではないリアルな視点を示す。著名人や歴史上の偉人から学んだ言葉などを引用しつつ、自身の人生での失敗談や内省を惜しみなく披露する。文体は彼の個性が色濃く反映されており、語りかけるような親しみやすさとユーモアがある。軽妙な語り口を彷彿とさせる一方、より深い思索が感じられ文章だ。難しいテーマを扱いつつも、堅苦しくならず読者に寄り添う姿勢を崩さない。詩的な表現と具体的なエピソードを交える、絶妙な抽象と具体のバランスである。2025/04/12

白いカラス

0
武田鉄矢の人生観あふれる著書だと思います。確かに人生は登るより降りるほうが難しい。いかに上手に降りてゆくか自分も含めこれからの生き方の課題です。2017/10/12

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