内容説明
信仰とは無縁だった灘高・東大卒の企業人は、いかにしてカトリック司祭に転身したか。「孤独感」を解消できたのはなぜか。旧約聖書から新約聖書、遠藤周作からドストエフスキー、寅さんからエヴァンゲリオンまで、幅広くエピソードを引きながら、ノン・クリスチャンの日本人にも役立つ「救いの構造」をわかりやすく解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
24
タイトルはキャッチーなんですが、別に議論しているわけではなく、カトリックの神父さんが書いたエッセイでした。勉強中なので、なるほどと思う部分が多々ありました。徐々にキリストの世界観が生活に浸透していくことについて、分かりやすい図がかかれていてイメージしやすかったです。祈ることについても、参考になりました。2017/09/07
みち
17
プロテスタント信者なので、カトリックと若干違うなーと思う所はあるが、キリスト教とは、イエス様と出会い、生涯を共に歩く者。という点は変わらないんだなーと思った。未信者に神様の事を伝えるのは本当に難しいのに、とてもわかり易く書かれてある。私が読んでも教えられる事が沢山ありました。加えて、文学の知識も豊富で、勉強になった。2023/03/24
Francis
17
「禅と福音」の共著者の神父様のご著書。私もカトリックだが、目からウロコの話が多かった。キリスト教は人となった神、イエス・キリストと苦しみながら、悩みながら人生の旅路を共に歩む宗教という定義は全くそのとおりで、人間が神に親しく語りかけるためには旧約聖書に親しまねばならない、という指摘にも頷けるものがあった。この本は未信者のために書かれているのだけれど、私のように洗礼後15年経っている信徒にも十分に役に立つ本。信者にも未信者にもおすすめ。2019/06/10
trazom
8
灘高・東大を経て日立製作所に奉職した著者は、30歳でカトリックの洗礼を受け、会社を辞めて修道会を経て聖職者となったという。ビジネス社会を経験した人間が、結婚を含むすべてを捨てて聖職者になっただけでも興味深いが、そんな人が「キリスト教は役に立つか」として何を語るのか、とても期待してこの本と向き合った。その語り口は、謙虚であり知的、知的であり信仰的と、とても好感が持てる。決して教条的にならず、教会の課題や疑問も正直に語りながら、それでも神を信じることの意味を知的に説いておられ、著者の誠実さが伝わってくる。2017/06/09
Yuji Hamano
8
ドストエフスキーや遠藤周作を読んでみようと思った。2018/04/02
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