内容説明
衝撃の大戦小説!! 十二年に一度行われる、十二支の名を冠した戦士達の戦い――その名は『十二大戦』。 その死闘に勝利した者は、どんな願いでもたったひとつだけ叶えることができる。 殺し殺される戦士達の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
harass
57
異能バトルロイヤルもの。アニメ放映中で見ていたがこの著者の言い回しはどうなのかと思っていたら図書館にあったので借りる。生き残った一人は「どんな願いでも叶えてくれる」、12組の参加者それぞれの視点からの群像劇。アニメ化で膨らましている箇所を確認する。なるほど。予想はしていたが久しぶりに読むこの作家の相変わらずの奔放な想像力に驚き楽しめるが小説で書いたマンガといってよく、その良さも悪さも感じた。2017/11/12
こげぱん
12
初出しの集英社単行本で読了のうえ、リサイズ版で再読。 アニメが放送開始になって既に第十話まで終わっているという状況の中で読んだので、原作のどの部分がアニメで抽出されていたか、またどの部分において変更が加えられていたかなどを考えながら読むことができて、充実した再読だった。印象的だったのは失井の願いが「助けが欲しい」となっていて、皆殺しの天才でありながら、人を殺めることを良しとしているわけではないことが含意として込められている気がしてグッとくるものかあった。続編「十二大戦対十二大戦」にも期待。2017/12/14
真白優樹
11
現在アニメも放送中、そちらはいよいよ大詰めなそれぞれ異なる力を持った十二人の戦士による命がけの戦い、その物語。どの戦士にもそれぞれの日常があり、それぞれの譲れない理由がある。その理由を守る為、願いを叶える為にぶつかり合い、次々と散りゆく戦士達。劇的に散る者もいれば、何もできずあっけなく散る者もいる。それぞれの散り様、それぞれの戦いが戦局を混沌へと導き、時に協力し、時に騙し合いながら戦う。その先、最後に勝ち残る者、その者が抱える願いとは。その結末は、実際に読んで確かめてほしい。 うむ、面白かった。2017/12/13
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です!!(≧▽≦)
7
怖い(;_;)2017/10/06
ERIN
6
久しぶりの読了本。目を見張るほど鮮やかなキャラの書き分け。個々の特性の使い方が舌を巻くほどうまい。勝者が決まってからの展開に物足りなさは若干感じたけど、フィールドのスピード展開はちょうどいいと思った。次作も楽しみ。2021/03/29