内容説明
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世界の動物園・保護施設で飼育されている生物をすべて一人で撮影しようという壮大な挑戦!
10年の歳月をかけて、ようやく半ばまで到達しました。これまでの6000枚の中から選り抜きの約400枚を収録したのが本書です。
ナショナル ジオグラフィックの写真家ジョエル・サートレイは、有名な種から馴染みの薄い種まで、あらゆる生物を美しく精密に撮影することで、いま私たちとともに生きて存在している姿を伝えたいと願っています。あなたがこの写真を見て、人に伝え、記憶することで、「動物の箱舟」は進み続けることができます。
この世界から消えかけている動物、復活を試みている動物、もはや飼育下にしかいない動物などを、たいへん美しい写真で記録しました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つちっち
9
とにかく見て。こんなにも豊かな生命が失われようとしているのに。そんな主旨の動物写真集。 最近カカポにハマってるのでページめくったらいたのでワァーてなった。2024/06/03
クロ
9
とても興味深い素晴らしい写真集。フォト・アークのコンセプトは「写真版ノアの箱舟」。動物の姿を記録し、未来の世代にその姿を伝えること。絶滅から動物たちを守る撮影プロジェクトだ。背景が白または黒に統一されているから、動物たちの表情や姿形、色や模様が鮮やかに浮かび上がる。それに写真の並べ方も実にユニーク!ダイオウグソクムシとマタコミツオビアルマジロ、私も水族館と動物園で実際に見て、「なんか似ているなぁ」って思っていたんだよね!不思議で美しくて面白い。私たちのかけがえのない仲間たちだ!2021/06/18
サクラ
3
たった1種類の人間という哺乳類が生きることでこんなにも多彩で数多くの種族がこの地球上から姿を消そうとしている。悲しいことです2023/05/27
ともブン
2
絶滅の危機に瀕している様々な動物たち。 多種多様、ユニークでカラフル。美しく生きているものたち。 これらの写真が種の遺影になってしまわないように、世界は何ができるのか。2021/03/31
あんぽんたん
2
たまに読むならこんな本。子供の頃に図鑑を見ているような感覚だった。我々は、動物の名前をどれだけ言うことができるだろうか。そして、その中から詳細な姿形を思い浮かべられるのはどれぐらいだろうか。その思い浮かぶ姿形も、動物園で遠巻きに1分ほど見たものを曖昧に思い出すだけである。本書は、世界にはこれほどの多様な動物がいて、それらはどれも異なっていて、そして美しいものであることを認識させてくれる。別の切り口として、その多様な動物のほとんどに付けられている日本名を見ていくのも面白い2020/12/23