内容説明
ふだん見上げている夜空に、こんなに美しい星たちが瞬いていることを知っていますか?
本書では、折々によく見られる星たちを厳選して、四季別に掲載。
プラネタリウム解説員の永田美絵さんによるやさしい解説で、星の位置や見つけかた、まつわるエピソードなど、はじめてでも星のことがよくわかります。
太古から愛される星座たちの誕生のお話から、それぞれの星にまつわる神話、宇宙のしくみ、天体観察と撮影のポイントまでナビゲート。
ロマンチックで不思議な星空の世界をたっぷりと満喫してください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
pino
133
夜空を眺めるのは好きだけど、星空の見方はサッパリの私には、とても魅力的な本でした。著者が星の世界にのめり込んでいくエピソードにホロリです。~名前を覚えた星座は季節ごとに移りかわり、また同じ時期が来ると会うことができる~こんな風に思ったことがなかったので小さく感動しました。(←図鑑なのに)構成もわかりやすく親切です。「星空のレシピ」と称して、写真、星座などの姿、名前の由来や神話の紹介、その他のデーターが掲載されています。料理を作るように本を片手に星空を眺めてみたい。昔から人は星空と会話してきたんですねぇ・・2013/02/01
あっか
72
ときめく図鑑シリーズが好きで、少しずつ読み進めています。キンドルアンリミテッドにほぼあるので有難い!元々星や星座が好きなこともあり、季節ごとの星座の見どころや裏話もサラッと読めてときめきました〜。写真も、プロの綺麗な写真と解説図がありイメージと実際の夜空を見比べることができ分かりやすかったです。ロマンティックなことだけじゃなく子どもたちにも伝えて行きたいような基礎的な知識も楽しく読めました。ちょうど少し前に、近所の天文台で楽しそうなイベントを毎月行なっていることを知ったので長男と遊びに行ってみます♪2020/03/20
mizuki
39
益田ミリさんの本とともに読ませていただきました。以前は夜空を眺め、知っている数少ない星座を見つけては喜んでいた自分を思い出しました。そんな余裕が無い近頃、お気に入りさんのレビューでこの本を知り、手に取りました。観たことも無い天の川や星雲の美しさに魅了され、ただただ感動するばかり♡ 天文学をめぐるエピソードや長い歴史についてのお話も大変興味を持ちました。昔の人の想像力はとても素晴らしいですね。夜空の星に物語を作るなんてロマンチック♡2016/09/02
ちはや@灯れ松明の火
29
昔の人は星を結んで神々の物語を描きつつ、数学的に解明しようと試みた。織姫ベガと彦星アルタイル、暗黒星雲を挟んだふたりの距離は十四光年。白鳥のアルビレオは二重星、サファイアとトパーズに見立てたのは宮沢賢治。オリオンを斃したさそり、今でも顔を合わせずに夏と冬の空の上。清少納言が愛でたすばるはプレアデス七姉妹、実は百個を越える星の集団。北斗七星と北極星、熊の親子の長い尻尾は天に放り上げられた名残。季節を彩る黄道十二星座、誕生日にはよく見えない自分の星座。星は海図で羅針盤、人は地球という船で宇宙の海を旅している。2019/07/14
爽
19
雲を眺めることが好きだったのがだんだん夜空、星空、月夜と広がって、どんな空でも好きになった。でも星座のことなんか全然わからなくて「あー、綺麗だなあ」としか思っていなかったけれど、これを読んでさらに星の魅力にはまりそう。星座のひとつひとつに物語が存在すること、星の様子、長い時間をかけて発見されたものを少しずつでも知ることができて嬉しい。プラネタリウムに行きたい気持ちがさらに強くなった。2013/05/16
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