ベクトル空間からはじめる抽象代数入門 - 群体テンソルまで

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ベクトル空間からはじめる抽象代数入門 - 群体テンソルまで

  • ISBN:9784627081918

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内容説明

「掃き出し法やランクの計算はできるけれど,ベクトル空間の抽象論になったとたんにわからなくなった」
「群や体についてはひと通り学んだけれど,議論を追うのが精一杯で,イマイチ理解できた感じがしない」

こんな経験はないでしょうか?
本書では,具体的な計算図形的な意味ベクトル空間との関連などを通して,こうした「抽象代数」の概念を実感もって理解できるようになります.

〈本書の特長〉
ベクトル空間は,理解しやすい数ベクトルから始め,だんだん抽象度を上げて解説.
そのほかの抽象代数の概念(群体テンソル)は,ベクトル空間に関連付けながら解説.

目次

第I部 数ベクトル空間
第1章 n次元の空間を理解する
第2章 空間を測る
第3章 行列による変換を視覚的に見る
第4章 表現行列と基底変換
第5章 最適な基底での線形変換

第Ⅱ部 群と体の幾何学
第6章 群と行列
第7章 複素数と四元数と回転

第Ⅲ部 抽象ベクトル空間
第8章 抽象的なベクトル空間
第9章 テンソル積とテンソル空間

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Z

6
ちょっとした予備知識はいるが、問題→解法→一般化といった形で、ベクトル空間、抽象代数、テンソル空間を解説していく形の本で、分かりやすいと思う。四元数(ベクトルが生まれる前に使われた、複雑な演算を備えた数の組)が具体的にゲームのプログラミングに使われているとは知らなかった。2018/10/04

こたろう

2
誰向けにどの用途で書かれた本かナゾ…少なくともこの本だけで、行列、群論について学ぶのは難しく、説明も部分的なものが多く、また例題・図による解説も少ない。説明がわかりやすいわけでもないので、他の良書を読んだ方が、時間とお金には良い。2018/01/20

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