幻冬舎文庫<br> 極楽プリズン

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幻冬舎文庫
極楽プリズン

  • 著者名:木下半太【著】
  • 価格 ¥606(本体¥551)
  • 幻冬舎(2017/10発売)
  • 初夏を満喫!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン (~5/18)
  • ポイント 125pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344426542

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内容説明

バツイチの理々子は、路地裏のバーで柴田と名乗る男に声をかけられた。男は「恋人を殺した無実の罪で投獄されたが、今、脱獄中だ」と打ち明ける。そして、飲酒OK、ジムやシアタールームまであり、「出入り自由」な刑務所の話を始める。「死んだ彼女を救うため、脱獄を繰り返す奇妙な男」の真相に近づいたとき、理々子が目にした恐ろしいものとは――?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

93
とあるバーで出会う男女。出張帰りのバツイチ女、金髪ハンサム男。男が話しかける内容はとてもじゃないが、まともに聞ける話ではない。殺人を犯して投獄されたが、脱獄してきたという。出入り自由の何もかも揃っている極楽プリズン。あー、これは妄想の域を出ない。この男、何言ってるの?読んでる方はその先が気になって仕方ない。誰しも誤まった過去は出直したい、やり直せるものならば。切ない過去と未来が見えてくる時、人生の大切なものが目の前にある。とんでも小説かと思いきやいい本でした。読友さん、ありがとう♪2020/03/08

モルク

88
バツイチのスタイリスト理々子が出張先で立ち寄ったバーでであった男柴田、それは刑務所から脱走してきた男だった。彼の妄想かと思える話によると、そこは出入り自由、酒もタバコも自由、何でもできる天国のような刑務所。なぜに男はそこからの脱獄を繰り返すのか。謝った過去をやり直すため、何度も…そしてまたそこの刑務所しかも同じ部屋に戻る。その先にたどり着いたとき、このコミカルな題名と、前半の展開からは想像できない涙の真実が。読みやすく、軽いのに感動。良本です。2020/12/01

ちーたん

87
★★★★☆【盗み聞きレビュー】とあるバーで一人深酒していた私🐶🍸。近くからどうやら出会ったばかりの男女の会話が耳に入ってきた👂「僕、何でもアリの"極楽プリズン"から脱獄してきたんです」(🐶ブハッw、どんなナンパ方法よ)「恋人を殺した罪で…でも無実…」(🐶ほーん)「僕は彼女を死な…ないために何度も脱獄しては過…に戻っ…」(🐶zzz)◆バーで出会った男から妙な話を聞かされるシングルマザー理々子。男の荒唐無稽な話を聞くうち、話は思わぬ展開へ転がるエンタメ作品!サクサク読めて面白かった🎵2020/09/05

aquamarine

86
火事の渋滞に巻き込まれ、横浜の宿泊をあきらめてバーに入ったシングルマザー理々子。隣り合わせた男が、妙な話を始めます。あまりにもありえない、不思議な話に暇つぶしのつもりが、すっかり夢中になり自分の境遇や過去にも思いを馳せる彼女…。木下さんの話には無駄がありません。どれもこれもが伏線で、最後に綺麗につながるのです。今回もぶっとんだ設定ですが期待通り綺麗にピースが繋がり、満足、といいたいところですが…うーん、決して悪くはないですが、普段の木下作品と比べるとインパクトは薄いです。お薦めするなら別のを薦めるかな。 2017/12/11

ユザキ部長

81
多分ご先祖さまは守護霊となって自分や周りの人の脳内に入りセロトニンを分泌してるんでしょうね。でもって使命を探させ気づかせる。頑張りましょう。2018/08/26

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