アメリカンドリームの終わり あるいは、富と権力を集中させる10の原理

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アメリカンドリームの終わり あるいは、富と権力を集中させる10の原理

  • ISBN:9784799321836

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内容説明

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この国のあとを追うのはもうやめよう
原理1 民主主義を減らす
原理2 若者を教化・洗脳する
原理3 経済の仕組みを再設計する
原理4 負担は民衆に負わせる
原理5 連帯と団結への攻撃
原理6 企業取締官を操る
原理7 大統領選挙を操作する
原理8 民衆を家畜化して整列させる
原理9 合意を捏造する
原理10 民衆を孤立させ、周辺化させる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

86
最近、「アメリカン・ドリームや資本主義への幻想のためにどんどん、首を絞めているんじゃないの?」と思う事がある。だからこそ、図書館で見つけたのは丁度、良かったです。アメリカの現在を通して、アダム・スミスの民衆への利益に還元・循環するという理論から離れて自己利益に走る資本家が多くなった世界で何を模索すればいいのか?しかし、一生の負債となる大学費の高騰やロビイストの暗躍ならまだしも大統領選の操作にまで言及するチョムスキー氏の舌鋒に若干、ハラハラしてしまう。後、民衆の力もある程度、ストッパーがないと暴走しかねない2018/05/23

りょうみや

20
富裕層トップ・大企業が自分たちの特権を維持・拡大するため、負担を庶民に負わせたり注意を自分たちから外すために、いかに力を注いでいるかが書かれている。アメリカが舞台だが、日本にもある程度はあてはまる構造なのだろう。同著に「誰が世界を支配しているのか」というタイトルのものもあるがそちらよりも誰がどのように支配しているのか分かりやすく書かれていると思える。読むと庶民にとっては救いがないように見えるが、著者はそれでもアメリカは自由な国で少しづつでも現状を変えていけるところに希望を持っている。2019/08/26

しゅわっち

18
日本でも進められている計画に思います。電通は、富裕層の代理として、反日の情報を流し、国民の目をそらし、景気のためと法人税を減らし、富裕層の累進課税をゆるくし、国立大学の学費を上げ、消費税を上げ、国民から巻き上げるようにしている。政治家も政治献金を企業からもらい、選挙のときだけ、国民にいいことを言っている。税金を払わないソフトバンクが、政治献金し、ますます、自分が有利な制度を作っていくのだろう。非正規を増やし、賃金の安い国の労働者を競わせようとしていると思う。2019/08/12

ophiuchi

17
アメリカにおいて、いかに格差が拡大し固定化していったかが書かれているが、日本でもほとんど同じことが起きていることを著者は知らないようだ(安倍内閣の言う「改革」「革命」の方向性は、ここにある「原理」と一致している)。2018/02/07

wiki

16
アメリカについてだが、日本もまたこの時流にある。「プルトノミー」と呼ばれる富豪のみをターゲットにした経済活動は不動産の現場にいて強く感じる。「こんなに高くなって一体誰が買っているのか?」と聞かれる。都心3区の億ションを買っているのは日本人ではない。一般大衆が日常生活にあくせくしている間に(それもメディア扇動や長時間労働によってだが)、金持ちによって政治的にもその方向性は堅固になっている。誰が真に民衆の為、大衆の福祉の為に必死になって戦っているかを見極める必要がある。リテラシーがいや増して求められる。良書。2018/05/22

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