「力の大真空」が世界史を変える - 構図が変化し始めた国際情勢

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「力の大真空」が世界史を変える - 構図が変化し始めた国際情勢

  • 著者名:宮家邦彦
  • 価格 ¥1,500(本体¥1,364)
  • PHP研究所(2017/10発売)
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  • ISBN:9784569837062

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内容説明

朝鮮半島、南シナ海で、“米中パワーゲーム”勃発! 1945年から1970年代にかけて形成された国際秩序が崩壊。大国のパワーゲームの火ぶたが切られた。 本書では、古代「アレクサンドロス大王死去後のマケドニア帝国」の事例から、直近「米軍のイラク撤退とISの台頭」まで、世界各地で現れた「力の空白・真空」状況の歴史をたどっていく。それを「地政歴史学」的な切り口で分析。「力の空白・真空」の発生がもたらす結末を、7パターンに分ける。このパターンを朝鮮半島と南シナ海に当てはめ、誰が勝者となるかを完全シミュレーション。さらには日本が「利害関係ある善意の部外者」として、勝ち組に残るための戦略について、提言する。国際社会の表裏を知り尽くし、「歴史的大局観」を抱くプロフェッショナルが、東アジアの近未来を予測する書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

20
概念は当時においても目新しいものではありませんが、事象を上手くまとめていますので理解しやすい内容だと思います。歴史上の「力の大真空」の紹介はもう少し詳しくしてほしかったです。2025/03/05

ランラン

4
戦後日本は戦争に巻き込まれずに平和を謳歌してきたが、北朝鮮問題という日本近辺で著者でいうところの力の大真空が起こるかもしれない。仮に起こる場合に備えて色々シュミレーションをしながら事態の変化に対応していかなければならない。そのためには日本には安定的な指導者が必要であり外交努力はもちろんのこと諜報機関の充実や軍事的にも行使するしないにかかわらず準備することは考えておかないといけない。2018/01/20

marsh

0
第二次世界大戦後の国際的秩序が崩壊しつつある現状で、新たな国際秩序がどうなって行くのか?米中露の三大国の動きから中東、南シナ海問題を地政歴史学的に分析して説得力があります。特にアレクサンドロス大王亡き後のマケドニアや西ローマ帝国滅亡後の西欧、漢や唐や清王朝滅亡後の中国大陸、レーニン死後のソ連、仏降伏後のインドシナ等々を例に「力の大真空」をパターン化し、中国の影響力拡大と内向きになったアメリカの影響力低下の東アジアで、日本が如何に存在感を発揮していけるのかを考えさせる内容でした。外交戦略が問われます。2017/10/28

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