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内容説明
「こら―――――!! なに? この部屋は! かたづけなさい! ぜーんぶすてちゃうからね!!」おかあさんは、いつもおこってばかりいる。朝から晩までずーっとおこっている。だから本当におこりんぼうせいから来た「おこりんぼうせいじん」じゃないかと思う。おこって、子どもたちにいうことをきかせて、いつか地球を征服するつもりなのかもしれない。「どう? かたづいた?」おこりんぼうせいじんが、ぼくの部屋に入ってきた。ところが、友達がこわしたおもちゃを、「どうして大事にしないの!」って、人の話も聞かないで、またおこった。ぼくは頭にきて、お母さんが謝るまで、絶対部屋からでないことに決めた。ところが、だれかと電話しているお母さんの話を聞いて、ぼくはおそろしくなった。もしかして……おかあさんは、本物のおこりんぼうせいじんなの!? おこる親、おこられる子ども、それぞれの気持ちをユーモアいっぱいに描いた一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
annzuhime
43
図書館本。あぁ、これは我が家のことかしらと思った母もきっと多いはず。私もその1人。こんなに文章に書かれると、本当に朝から晩までおこりんぼうだなぁと笑ってしまう。でもつい言っちゃうあれやこれ。最後の必殺技もまたついやっちゃうよね。5歳の次女は「ママと同じこと言ってる」とケタケタ笑っていました。いやいや、言いたいわけじゃない。毎日同じことを言わせてるのはあなた達の方ですからね。2022/04/18
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
37
誰しも少なからず、我が家の事ではないかと思ってしまうほど、我が家にもあるあるだった。子どもの事を嫌っているからでなく、愛情があってこそ怒っているっていう思いがよく分かるのがいいですね。私もおこりんぼう星人になり過ぎてるなあ、反省。2024/08/18
Rie
32
私がいた。あー、同じこと毎日言ってます。子どもと顔合わせると毎回つい口癖のように。いいすぎたと反省するのも毎日。ごめんね。だけどやるべき事は進んでやってね(…がやはり本音)2016/04/14
mari
17
うちの姉妹に読んであげたら、母ちゃんと同じだね、、と途中苦笑い!怒ってる内容が全く同じ!!でもスギヤマさんのおこりんぼうせいじんのママは、絶対に嫌いにならないから安心して怒られなさいと、ラストはぎゅうでアタタカでした。これも読み聞かせで使いたいなー。2015/04/03
mari
10
おこられあるある。子どもが苦笑いしながら聞きそう。自宅で読むには楽しいけど、読み聞かせでは使っていいものか悩むな。2017/03/18