内容説明
直に教えた生徒二十数万人、受験英語界のカリスマは「雑談」も凄かった。教え子たちを虜にした、伝説の話術をあなたに! 「私」ってなに? というアイデンティティの問題から、肥満も伝染する話、うんちの行方、果ては最新の脳科学が明かす身体感覚の驚異まで。古今東西を股に掛け、縦横無尽に展開する知的好奇心の坩堝。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おさむ
33
東進ハイスクールの英語講師のコラムをまとめたものだが、すこぶる面白く、知的好奇心を刺激されます。理系の文献エピソードをふんだんにもりこみながら哲学的な真理につなげていく。その文章は決して難解ではなく、リズムがよく、頭にすんなり入ってきます。巻末の参考文献一覧をみると、なるほどこの本が良質な書評集である点にも気づきます。林修センセイといい、予備校講師って実はすごい人が多いなあ。別の著書をすぐに読んでみたくなる人はひさしぶりです。とても楽しみです。2017/09/09
あまね
17
とても面白かったです。平仮名4文字のタイトルなので、ふわっと軽く読めると思ったら大間違いでした。西先生の博識、博学、膨大な読書量が掛け合わさったエッセイです。そりゃそうですよね。あの『ポレポレ英文読解』の著者ですものね。多岐に渡って、脳が『アハッ!』ってなるお話満載でした。2017/09/09
ほしの
3
「普通」に面白かった。「普通」の知識人とはこういう人のことをいうのかなぁとか思った。「普通」に本読んでる人にオススメの本を訊かれたら「普通」にこの本を推すと思う。参考文献のほとんど全部に興味を持った。「啓蒙書」として「普通」にとてもよくできてると思う。とてもまともな本。一章にあった言葉で「壁にぶつかったら、とにかくまず逃げろ」だったと思うけど、「普通」にいい言葉だと思った。面白く読んだのは事実だけど、「普通」でまともな知識人の限界みたいなのを感じてしまった。文献の解釈が恣意的だった。2017/11/13
Humbaba
3
世界はすべてつながっている。それらは複雑に絡み合っており、単独では上手く回るものではない。しかし、科学技術の発達はその関係のつながりをわかりにくいものへと変えてしまった。そんな状況だからこそ、もう一度つながりを見直してみれば新鮮な気持ちで社会を見られるだろう。2017/10/23
spike
2
「そもそも」コラムとして軽く読むべく書かれた文章なのだと思う。サブタイトルにつられて何かを見いだそうと肩に余計なチカラを入れて読んでしまったけど、そういう意図で書いてないのだろう。そう思って読めば軽やかなステップで知的好奇心をくすぐるそれぞれのコラムも楽しめる。2017/07/27
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