くじら島のナミ

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くじら島のナミ

  • ISBN:9784799321737

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内容説明

この物語にあふれる優しさは、誰の心にも響くものに違いない。
(大垣書店イオンモールKYOTO店 辻香月)

海の生き物ならば誰もが知っている島のように大きなくじらの「ジマ」は、嵐の海で出会った人間の赤ちゃん「ナミ」を自分の背中の上で育てることになってしまう。人間の子育てに悪戦苦闘するジマだが、海の仲間たちの協力もありナミはすくすくと成長していく。そしてナミが5歳になったとき、ジマはくじらの群れを率いて「マジックオーシャン」を目指すことを決意する。だがそれは、生きるか死ぬかの運命を賭けた過酷な旅の始まりだった―

20万部突破『22年目の告白―私が殺人犯です―』の著者、待望の新刊にして、大感動作!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しょこ

45
くじらのジマに育てられた、人間ナミの海の世界でのお話。生物の枠を超えた親子の愛にじーん。一緒に成長を見守ってきた海の仲間たち(モメタ、マカロン、ミントetc.)、トシッチもいいメンバー☆モメタ:赤い頭の毛を逆立てたちょいと派手なカモメ…なんて遊び心があって、その名を見るたびついつい顔がニヤけちゃった。そして装幀のあの海の色に惹かれる!!青?碧?水色?瑠璃?とにかく好きだー。ひらがな表記が多く、児童書なのかな?ナミの成長を感じ心温まる作品だった☆2017/12/07

ちょき

41
娘と共読。小学生の高学年くらいから読めると思う。船が難破し、クジラに育てられた少女の話。娘曰く、ラストは泣いてしまったとのことだったので、覚悟して読んだ。残念ながら私は泣けなかったが、読んで泣いたという娘の純粋な心に感動した。人間の言葉を話すクジラのジマとカモメのモメタ。まるで神話の世界のようだったが、本当にいたらいいのにと思った。2018/01/18

茉莉花

33
島のように大きなくじら・ジマは、嵐の海で出会った人間の赤ちゃん・ナミを背中の上で育てることに。そしてナミが5歳になった時、ジマは「マジックオーシャン」を目指すことを決意する。だがそれは、過酷な旅の始まりで…。2021/03/27

あやっぴ

29
著者の作品は好きなんだけどこの作品は児童書なんでしょうか。人間の赤ん坊ナミがくじらの親に育てられていく話。そのくじら、巨大な背中にナミを乗せ、自分たちの食料を求め、仲間と共に危険を承知で北の海に向かう。弱肉強食の厳しい世界を感じた。ほんわかした内容ながらリアルな現実も描かれてて臨場感を味わった。ナミはこれからもたくましく育っていくことでしょうね。2018/01/02

さく

29
くじらのジマが、人間の赤ちゃんナミを育てる物語。何でもありのジマ。背中は平らでサッカー場くらい広く、潮を吹く代わりに赤ちゃんのミルクが出てくる。背中から手まで出てきて哺乳瓶にミルクを入れたりナミをあやしたりする。ナミが歩き始めると、安全のために筋肉を盛り上げて背中に壁を作る。ファンタジーは好きだけど、このくじらの設定はすんなり飲み込めず。いまいちなまま読み進めたけど、最後は良かった!ナミが幸せになりますように。2017/12/27

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