内容説明
障害者支援施設で働く巧は、小さい頃から車椅子で生活を送る姉、絵美と過ごしてきた。絵美の介助をしていたことに加え、介護福祉士の資格を持っていた巧は、自分の知識と技術、経験には自信を持っていた。しかし先輩職員からは、「経験ないくせによく言うよ」「若いくせに何知ったかぶってんの?」と相手にしてもらえない。――いったい自分の、何が間違っているのだろうか?先輩職員のあすか、姉の絵美、元カノ、梓、そして施設の利用者とその家族。様々な人と関わりながら、巧は答えを見つけ出し、やがて“大人”になっていく――。『トゥ・オン・ワン』の著者が描く、モラトリアム卒業小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
詩界 -うたか-
5
#読了 電動椅子サッカー選手の姉を持つ巧。小さな頃から当たり前だったけれど成長するに連れて姉はどうして他の同級生と同じ事が出来ないのだろうと調べ始め、人の役に立つ仕事を選ぶ。パラリンピックでは選ばれない電動椅子サッカー。それでも皆輝いている。ラストにかけてめまぐるしく動きながら、読後感は良い物語でした。2019/10/18
飲も飲も
3
車いすサッカーの話。2017/10/24
KAORU SUZUKI
2
読了!2017/10/09
Yuki Endoh
1
車椅子のサッカーの話。読みやすかった。2018/04/17
tomoaoso
0
辛口意見有り 物語は淡々と進みます。 車いすサッカーの話は珍しいので読んでみました。 車いすサッカーに詳しくなくてもわかりやすく書いてあるので問題ありません。 ストーリーは淡々と進む感じで、物語にイマイチ引き込まれませんでした。 作者の実体験なのか知りませんが、普通車に乗って見た目が普通に歩けるような内部疾患者は障碍者用の駐車場を使うのは自分勝手と言うシーンがありますが、車いすと違って見た目ではわからない内部疾患者には内部疾患者の苦労があると思います。それを自分勝手と言うのはどうかと思います。 2017/09/25
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