紙つぶて(完全版)

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紙つぶて(完全版)

  • 著者名:谷沢永一/渡部昇一
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • PHP研究所(2017/10発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569572529

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内容説明

とかく内容と著者の紹介を中心に、半分ほめて半分けなしてお茶を濁す書評が多い中で、本書に収められた書評コラムという「作品」は異彩を放っている。知識は正確をきわめ、守備範囲は洋の東西、古今を超え硬軟とりまぜ、あくまで広い。「これぞ」と思う名作には過不足ない賞賛を与え、一見に値する奇書を見逃すことがなく、世におもねった俗書、奇を衒っただけの愚書の類は容赦なく一刀両断に斬って捨てる。一篇600字という限られた紙幅の中で、その本と本の周辺の事情を閃光のごとく照らし出す鮮やかな技は、見事の一語に尽きる。昭和44年3月から昭和58年8月まで、あしかけ15年にわたって大阪読売新聞(夕刊)、雑誌『銀花』等に書き続けた、著者自らライフワークと認ずる書評コラム「紙つぶて」455篇を集大成。鋭利な刃物のような切り口の賞賛と批判は、読書の海を航海する人の、正確無比な羅針盤になること間違いない。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

101
何度か読んでいる本でいつもながら著者の辛辣な批評に小気味よさを覚えます。昭和44年から58年頃に主に新聞などの発表された書評というか短い文学などに関する評論集です。著者はかなりな文献を読んでいて、少しでもおかしなことあるいは間違っていることを書いている書物などをコテンパンにやっつけています。少し鼻につくという人がいるかもしれませんがきちんと原典に当たるなどして書いていくことは大事だということを教えてくれます。2023/10/01

武井 康則

2
幾つかの雑誌等に書き継がれた書評をまとめたもの。最初は全集等への記述が多く出版事情がよくわかる。問題点を指摘し戒めるなど好感が持てるが、中期単行本への言及が増えて面白くなり、後期難解、晦渋な言葉を使って罵るような言辞が増える。この手の本は雑誌等連載時に読んで、後まとまってまた読むのが良い。年経た後の一気読みはその時代を研究するなどの目的がないならあまり意味がないように思う。2018/05/17

ikoma_nogi_o

1
読了した時期に没した坪内祐三の文庫本を紹介する本から知った。 谷沢は20万冊ほどの本を所蔵していた碩学。渡部昇一との交流が深かった。 内藤湖南全集に触れているとこなどがよかった。2020/01/12

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