内容説明
流体の静力学，流れの工学的取り扱い，基礎方程式をしっかり解説した後，管路流れ，渦，境界層流れなどの学生が講義で学ぶことになる重要な流れについて，その現象と理論を懇切丁寧に解説しています．
ナビエ・ストークス方程式の導出などでは，多くの工学系テキストとは異なるアプローチによる説明がされており，既習者でも得るものがあり，参照用にも役立ちます．
工学的な視点に加え，物理学的な視点からの丁寧な解説によって，基礎方程式や代表的な流れについて，深い理論的な理解が得られる一冊です．
目次
1章 流体力学の基礎
2章 流体の静力学
3章 流れの工学的取り扱い
4章 流れの基礎方程式
5章 管路流れ
6章 非粘性流れ
7章 渦と渦度
8章 境界層
9章 遅い粘性流れ
10章 物体を過ぎる流れ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンセット
2
表面張力やナビエ・ストークス方程式や複素速度なんかが分かりやすそうに書いてあったので手に取ったが、ポリトロープ変化や断面二次モーメントやビオ・サバールの公式など、自分の知識ではあまり流体と関係ないと思ってた内容も出てきたので驚いた。ちゃんと読んでない所が多いけど、後ろの方もマニアックながら役立ちそうな話題があったので、そのうち再読したい。2018/09/17
