内容説明
「老後のためには投資が必要」なんて大間違い。「何に投資すれば?」と窓口で訊くなんて愚の骨頂。銀行も、生命保険会社も証券会社も、いま生き残りをかけて私たちのお金を狙っている。個人年金、純金積立、マンション投資、毎月分配型投資信託……あらゆる投資商品でカモの争奪戦を繰り広げているのだ。2018年、20年に高い確率で到来する大不況にどう立ち向かえばいいか。リスクと不安を抱えないための資産防衛術。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナイスネイチャ
141
図書館本。投資はギャンブルと思っているので貯金とは考えている人にはショックかも。確定拠出年金も会社で半強制的に入らされたが、もう少し興味持たなければとまぁなにも出来ないのですが。勉強になりました。2018/04/08
keroppi
57
7年前の本なので、状況が変わっていることはあるが、様々な金融商品の落とし穴と、銀行・証券・生保セールスの要注意ポイントが書かれている。投資の本をいくつか読んでいるが、これを読むと投資はしたくなくなる。2024/05/06
再び読書
42
外貨建て生命保険は、かなりやばい商品なのは十分理解で生きた。また、結局のところの金融政策、経済政策がうまくいっていない弊害が全部個人消費者に返ってくる。やってられないスパイラルで、政治家、官僚の無責任さに怒りが募る。しょうがない事かもしないが、金融機関は、利鞘の確保に手数料がどれくらいかかるか、個人では判断しずらい、個人年金、純金積み立て、マンション投資、分配型投資信託を売る。それも、今まで身を粉にして働いてきたお年寄りから。この国も末期化と思う。しかし、世界ではもっと酷い国がおおいという事実に凹む。2021/08/23
活字の旅遊人
41
商品の価格は、費用のみならず、利益分を含むように設定する。当たり前である。だから、手数料を取られるとか、金融機関は損をしないようになっている、というのも、当たり前である。ただ、その当たり前を当たり前だと思えない人もいる。だからこういう本も読まれる。携帯料金やコロナ絡み、健康ものも同じことで、要するに自分の頭で考えなさいということ。騙された、という前に理解しておけよ。理解できないのに契約するなよ。そういうことである。売りつけた担当がさっさと転勤する。これは当たり前ではないが、後任は大変である(笑)。2021/06/07
ごへいもち
31
よくわかりました2019/11/09