内容説明
地下生活の考察と未来都市の姿、宇宙人がエイリアンふうイカタコ系でしかもぬらぬらぐちゃぐちゃの謎、長さ一キロのアナコンダがいたら、もし服が発明されていなかったら……? 世界の暑い場所、寒い場所――辺境の旅の生々しい経験に、科学ノンフィクションの知識を加えてみた! 行動派作家・椎名誠が、「もし……が……だったら……」という思いつきをアレコレひねりまわして考えた、やわらか頭のくねくねSFエッセイ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
82
著者のこの本のようなエッセイ集には様々な本の紹介や旅先での面白話、逆にかなり腹が立つ話だったり生きものの話があったり。どれも力まずに読めるので集中力欠如の自分のような人間がダラッとしているときに読みにはぴったりの本だ。世界各地のトイレの話やゲテモノ食いの話、if話は定番でかなり好きだ。この本にもミミズやヒルの話の後にうどんの話があったりしてお上品な人はきっと怒りだすのかな・・ 気になったのは木と話す人の話で木は切られる前に怖いというらしいみたいなことが書かれていてこれは本当かもしれないと思った・・・2018/02/12
東森久利斗
2
自他ともに認める?SF作家、椎名誠の頭の中を覗いてみたら? 無限に広がる宇宙、際限なく湧き上がる溢れるほどのイマジネーション、椎名誠ワールドの種と源泉を見た。面白本の紹介も充実。2018/12/29
kashimacchi
1
タイトルの1キロのアナコンダがありえない理由に思わず納得。「SFマガジン」に連載していた「もし…が…だったら…」という思いつエッセイ集。2018/08/25
ふみ乃や文屋
1
久しぶりの椎名本。私はSFに疎いのでよくわからない。けれども、自然や環境に対しての真面目な考察は、日本しか知らない私には、外国には外国の事情や文化が存在するとは言え衝撃的な内容である。たとえば、物の考え方。日本人ならそんな落ち着いていられないよなあとか、そんな反応しない・できないよなあとか。本を読んだくらいで世界を知った気になるのは禁忌だけれど、椎名さんの実体験に基づく記述は説得力に富む。2018/03/14
吉田正
1
米中が環境汚染の二大問題国家って言うのはハゲシク同意します。2017/10/03