内容説明
平安の都の南、宇治の里に鉄輪をかぶる凄まじい鬼女が現れた。しかし追い詰めると更に奇怪なことに――(「妖曲鉄輪」)。平安王朝華やかにして、魑魅魍魎の跋扈する京の都。若き貴公子の兄弟・藤原道綱と道長が、源頼光率いる坂田公時、渡辺綱らと、妖しき謎の数々を追う。歴史・時代小説と本格ミステリーを見事にエンターテインメントに織り上げる、才気溢れる著者の傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Norico
16
若い藤原道長が謎解き役。鬼の仕業とされてしまえば真犯人をおえない時代なんだよなぁ。元の謡曲知ってるともっと面白いのかな。安倍晴明はもうちょっと活躍して欲しかった。2020/07/31
みいやん
6
若き頃の藤原道長が、イメージと違う好青年。安倍晴明も登場して最初はおもしろかったのだけど。2018/02/13
へいぞー
6
若き日の藤原兄弟の活躍譚。どちらかというと、兄弟よりも頼光四天王、特に坂田公時の方が目立っていたかも。せっかくの平安京の妖かし話は、無粋な謎解きはせずに鬼や異形のもの、呪詛のせいで終わらせて欲しいなあ。2017/11/15
辺野錠
4
最初は平安時代+謡曲と言う馴染みの無いモチーフにピンと来なかったが奇怪な事件の裏に隠された合理的な真相といつも通りの作風に引き込まれて安心した。妖曲草子洗の思い込みの前に合理的な解釈がねじ伏せられるというのがコミカルでありながら不気味で印象的だった。最後の妖曲羅生門の伏せられた事実が明らかになる意外な展開も良かった。2018/01/25
竜王五代の人
2
藤原道長・異父兄の道綱・老いた安倍晴明・源頼光と四天王らが登場……というか、この人たち同時代だったんだという驚き。基本的には怪異と思われた伝説上有名な事件の合理的な背景を若きしゃれっ気ある道長が暴いていく話で軽く楽しみました。その道長が物語のトンデモ解釈でねじ伏せられる「草子洗」が一番楽しかった。2022/11/03
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