光文社新書<br> 「朝ドラ」一人勝ちの法則

個数:1
紙書籍版価格
¥924
  • 電子書籍
  • Reader

光文社新書
「朝ドラ」一人勝ちの法則

  • 著者名:指南役
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 光文社(2017/09発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334043124

ファイル: /

内容説明

ドラマ作りで大事なことは、脚本家の名声やプロデューサーの思いつき、役者の知名度ではない。ヒットの法則に沿ってドラマを作ることである。そして、そのノウハウは一朝一夕で生まれたものではない。(中略)その意味では、『ゲゲゲの女房』はかつての朝ドラ全盛期――ローマ時代の黄金法則を発掘した、いわばルネッサンスのような立ち位置なのだ。(本文より)。「朝ドラ」の全96作品を分析してわかった、ヒットの法則。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡本正行

25
著者の言うとおり、結果的には似たようなものだろう。視聴者、読者が好むとおりに話の筋を展開させる。奇を衒って、変わったストーリーを作ってみても、大向こう受けしなければ朝ドラで成功したとはいえないだろう。その基本パターンさえ守っておれば、成功するのか、そうとはいいきれない。なにごとにせよ、やってみなと、結果がどう出るか、梯子を外されることも多いし、それでこと人生もドラマも、面白い。新しいことをやってみる、情景や俳優だけ変えて、同じ流れでは、永い目で見れば続かないだろう。放送局、特に、NHKは、それなりに。2023/07/03

スノーマン

23
若い頃はあれほどドキドキしながら観ていたドラマの数々。しかし歳をとってくると、これは見たことのあるパターンやな、とか、先が読める、みたいなことが起きてしまうが、もしかすると加齢のせいだけではなく、とてつもなく残念なことが今のテレビで起きているのではないか。ちょっとばかり偉そうな語りぶりが気に触る(笑)が、このドラマはあの元ネタだったのか〜などど色々知ることができ面白かった。挿絵は和田誠かと思った〜線はあっさりしてるのに特徴捉えてる。2018/05/31

21
朝ドラの黄金法則「7つの大罪」と、歴代の作品がどれに当てはまるかの考察は興味深く読んだ。センスのいい「本歌取り」がヒットのコツ▼大河にしても他の連ドラにしても、本来は人を楽しませるためにあるはずなのに、ちょっと最近は「不満の捌け口」的な側面が強くなってきているのは寂しい。AとBが同じ放送時間に、同じ放送局が流している別のドラマだと割り切れず、「○○シリーズかくあるべし」論を延々と展開したり。2018/09/10

Yutaka Matsuzawa

9
年末に「逃げ恥」の一挙放送を観て最近のドラマは面白いんだなと思っていたらこの本。NHKの朝ドラも面白いのかと思い読んでみた。長期低迷していた朝ドラが「ゲゲゲの女房」から"面白くなる法則"に基づき復活したと展開する。しかし著者が書きたかったのは、朝ドラだけではなく"連ドラ復活の法則"。役者の人気に頼るのではなく、脚本ありきのドラマ。かつ新人脚本家を登用し、過去の作品をクリエイティブにパクったドラマとのこと。昔の様々なドラマや脚本家の話が出てくるので、学生時代に勉強よりドラマを沢山観た私は楽しめた本。◎2018/01/24

rokoroko

8
結局、ドラマは芸能プロダクションのごりおしが誘因でダメになり脚本が重要と言いたかったのかな2017/12/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12286665
  • ご注意事項