投資型医療 医療費で国がつぶれる前に

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投資型医療 医療費で国がつぶれる前に

  • ISBN:9784799321621

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内容説明

糖尿病に1.2兆円。人工透析に1.6兆円。骨粗鬆症骨折に1兆円―。
じつは、健康なあなたも払っています。

自分も家族も健康そのもので、医療の世話になることはほとんどない――そうした人たちにとっても、医療の「これから」は他人事ではない。
皆保険という制度では、医療を使う使わないに関係なく、保険料を支払わなくてはならないのだ。つまり社会全体の負担はあなたの肩に、いや財布に重くのしかかっている。
医療は病気があるから生まれたのではなく、健康を損なわないために生まれた。医療が病気を治すためにあるのか、病気から守るためにあるのか、この違いは大きい。
本書を読んで、ぜひ健康のケアそのものを目的とする「投資型医療」への転換を考えてほしい。それが必ず大きな力となって、やがて社会を変えていくのだ。

※本書は『僕らが元気で長く生きるのに本当はそんなにお金はかからない』(2013年小社より刊行)を改題・再編集したものです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zoe

18
誰もがうすうすは気が付いて、考えていることをまとめて、官僚と政治家を批判した本。かなり概念的ではあり、オブラートに包んだ感じ。著者らも書いている通り、カロリー計算された食事がはやったりもしているし、健康保険組合によっては、実践しているところもある。政治家も官僚も、党派を超えて優秀で気骨のある方に是非とも対応頂きたい。庶民の願いです。あまり具体例がないのは、今後のビジネスモデルの種明かしをし過ぎると、競合が増えるからかも⁉2017/11/18

kitakita

3
現在の医療・保険制度は役割を終えているのではなかろうか。抜本的に見直さないと行き詰ってしまう未来が見えるような気がする。働き方改革とともに健康経営に積極的に取り組むべきタイミングかと思う。2019/05/21

Iwata Kentaro

3
うーん、前読んだ本のタイトル変わった版かー。内容は、世界的にはわりとよく議論されているところ。が、うまくいかない。そこまでシンプルではないし、例えば骨粗鬆症。もう少し実証データが有れば(ないけど)よいかも。PFPだとしても満点回答ではない。2019/02/25

読生

2
困難な現状から希望に向かって歩む内容で書かれているが、それはつまり今のままなにもしないと破滅確定ということだ。 そしてそれにはやはり一人一人の力が必要。 他のSDGsの問題と同じくだ。 結局それしかない。が、人々の危機感はあまりに低い。 それが自らの健康であっても…。 喉元過ぎれば熱さ忘れるとはよく言ったもので。 さて著者は現北九州市長だが、北九州ではどのように動かれているのだろうか。 地方行政からどう変えていくのだろうか。 と、こう考えるのもやはり、どこかで誰かがなんとかしてくれる論だろうか。2025/01/01

datemaki

2
毎月目にする給与明細のなかで、控除のかなりの割合を占める健康保険料・社会保険料。「高いなー」「またサイレントで上がってるよ」と思いつつ、人口動態的に不可避だししょうがないか、と半ばあきらめ、また今後も右肩上がりで上がっていくのも仕方がないと思っていた。が、この本を読むと、そうではない未来がある、ということを分からせてくれる。それも夢物語ではなく確度の高い未来が。単に予防医療を推進する声を挙げるだけに留まらず、仕組みとしてどのようにインセンティブを設計していくか、など具体的に踏み込んだ提言をしている。2019/11/12

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