内容説明
障害者基本法,障害者差別解消法,障害者雇用促進法によって,障害者に対する「合理的配慮」が法制化された。この新しい概念は,障害分野を超えて「共生の技法」となる可能性を秘めている。その意義と課題を,法学・社会学・ジェンダー研究の視点で追究する。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じゃがたろう
3
抽象的でわかりにくい「合理的配慮」についての基本的事項の解説を試みている本。そして、最善の策が難しいときは次善の策を対話を通して考えていきましょうという強いメッセージ性も感じた。合理的配慮に関する過去の事例・判例も所々あり。企業における障害者雇用や合理的配慮の考え方もそれなりの比重を占めている印象。個人的には「合理的配慮の内容」(49~53ページ)はよく扱われるので、チェックしておきたい。2023/08/22
hika
3
合理的配慮について、実践に即したというより基本的な概念理念の整理からというところ。2016/11/09
くれは
3
とりあえず拾い読み。障害者差別解消法により義務化された「合理的配慮」についての解説本。その理念を超意訳すると……これまでのバリアフリーは障害者一般の「マス」のニーズに応えるための「レディメイド」なバリアフリーであったが、それは障害者個々人の個別の困り事に配慮したものでは無かった。そしてそのような個別の困り事を救う「オーダーメイド」なバリアフリーは、個人の思いやりよって実現されてきた。しかしこれからはそのような「オーダーメイド」なバリアフリーも社会制度で実現していかねばならない。と言ったところだろうか。2016/08/06
tu-ta
2
ずいぶん前に読み始めて、読み終えていないんだけど、メモを書くために登録、出版社(有斐閣)のこの本のサイトは http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641174221 岡部さんや浦崎さんが書評を書いてるとのこと。川島さんの自著を語るは http://www.yuhikaku.co.jp/static/shosai_mado/html/1703/12.html 読みかけで忘れてた。2020/08/29
ねむい
1
他の方も書いているが、基本的な事がかかれているので何ともさらっと読めてしまう。そ新しい知見というものが少ないように個人的に思う。しかし基本的な部分は抑えられそうなので、合理的配慮について常に考えたい人にお勧め。2017/08/09
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