内容説明
駅やコンビニで暴言を吐く、上だけを見て仕事する、反論してこない人にだけ高圧的、相手の肩書き・学歴で態度が別人――こんな人、気になりませんか? 本書では、女性の中でも進む、現代人の「ジジイ化」に焦点を当て、健康社会学の視点から、わが国にはびこる「ジジイ」と「粘土層」の生態を分析。70歳現役社会で男女が輝くヒントを紹介します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どんぐり
64
ビジネス書にありがちな書名である。中身は、SOC(首尾一貫感覚)をベースに人の働き方を健康社会学の視点から追求した本。自己効力感やSOCを高めましょうという内容で、特別新しいことが書いているわけではない。「偉そうなオジさん」「女をバカにする男たち」はなぜ存在するのか? その問いに、SOCの高い人でありながら社会の中でその集団が持ち得る名声(=社会的評価)を手に入れても使い方を間違うとフェイクSOCの持ち主に成り下がることを挙げている。プロローグの「『ジジイ』化する男女」で出てくるジジイは、「自分の保身のた2018/03/06
GAKU
51
ここに書かれているようなジジイにはならないように気をつけよう。2018/11/20
aloha0307
27
広告で表題をみた瞬間 我が社のこと?と二度見してしまいました。相手:対象を軽んじる/られるようもっていく、攻撃する...その態度がさらなるイライラを備蓄することになるのが何故分からないのか 自らはこうなってはいけない、といつも自戒しています。本書のジジイ(男に限らず)の定義は、組織における権力を組織のためでなく自分の保身のためだけに使うことだそう。本書の良点は「それでもオジサン達が日本を救う」章でSOC=Sense of Coherence:首尾一貫感覚 を展開しているところ。信頼が生きる土台なのですね。2018/07/29
RASCAL
23
「ああ、いるよね、こういう人」という以前に、「自分がこうなってはいけない」と強く思う。次の世代に任せることは任すとともに、自分は彼らに何をしてあげられるかを強く意識して、今の環境で出来ることをしっかりやっていこう。「ん?」と思う部分もありましたが、面白くも胸に刺さる1冊、一気読みでした。2018/07/22
rico
23
「エラそうなジジイ」って、そうすることでしか自分の存在を確認できないんだろうな。結論が個人の心構えが大事、という感じに落ち着いてしまったのはちょっと残念だけど、日経的と言えば日経的なまとめ方。SOCという概念はどうもよくわからなかったが、とりあえず、元気なオバサン目指して動いてみようと思います。2017/12/02