虹の歯ブラシ 上木らいち発散

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虹の歯ブラシ 上木らいち発散

  • 著者名:早坂吝【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 講談社(2017/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062937511

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内容説明

『○○○○○○○○殺人事件』で鮮烈デビューした「奇才」による待望のメフィスト賞受賞第1作!上木らいちは援交をする高校生で名探偵でもある。殺人現場に残された12枚の遺体のカラーコピー、密室内で腕を切断され殺された教祖、隣人のストーカーによる盲点をつく手口――数々の難事件を自由奔放に解決するらいち。その驚くべき秘密が明かされる時、本格ミステリは新たな扉を開く! さらにパワーアップした傑作短編集登場。【解説入り】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナルピーチ

178
らいちシリーズ2作目は連作短編集、全編通してらいちちゃんのエロぶりと名推理が炸裂!如何わしい行為が満載でとってもイカしてる👍内容は早坂ワールド全開で相変わらずの巧みなトリック、読者を煽るのは如何なものかと思ってしまうがこれが著者の持ち味だ!自分の発想力の無さにいい加減、怒りを覚えそうになってしまうが、毎回楽しく読ませてくれる!笑激の問題作イカれた宗教団体の教祖にちなんで◯◯2文字が多めの感想となってしまったが、それはそれでまぁいいか!2020/11/04

あも

92
援交探偵らいち第2弾は短編集。月曜日は紫…って具合に、各曜日の歯ブラシを持つ男が一晩五万でマンションに通い、各色の男毎に事件が起こる。おっぱいコピーだの、セックス教団の教祖がまさかの…だの笑えはするけど残らない話かと思いきや、最終章でしてやられた。まさか、こんな趣向とは!それまでの6編はすべて最終章のための前戯に過ぎなかったわけですね、分かります。ふざけてるように見えてミステリというジャンルに向けた大きな問題提起が投げかけられてる気もする。悔しいけど、次はどんな変化球が飛んでくるのか楽しみになってしまう。2019/04/12

ひろゴン

90
【18歳未満閲覧禁止!!】 この物語の主人公は女子高生の上木らいち。職業・娼婦、趣味・探偵の裏の顔を持ち、彼女が行く先々に一筋縄ではいかない難解なミステリー達が待ち受ける。聡明な推理力、「お友達」から得た知識、更には仕事上の経験を基にズバッとトリックを見破ります!!本格ミステリーですが、超絶下ネタ満載!!¯\_༼ •́ ͜ʖ •̀ ༽_/¯仕事の激務で疲れた身体にしっぽりと染み渡ります( ꈍᴗꈍ)大人の皆さん、お勧めです!!(☆▽☆)2020/08/02

スカラベ

62
この作者は、メフィスト賞の「○○○○○○○○殺人事件」というタイトル当ての作品を読んでからこれが2作目。虹の7色の章からなる、援助交際女子高生が主人公のエッチなエロミステリーだが、途中まではそこそこ本格っぽい推理も展開される。しかし、やはりこれだけでは済まないのがメフィスト作家たる所以。3話目(青)あたりから、これはいかん!となり、最後には、まじめな読者は置いてけぼりにされるほど、作者の自由闊達で他の誰にも書けないような型破りな謎解きが待ち構える。発散しすぎやろ!お勧めはしない。え?次?出たら読むかも・・2017/12/28

さばかん

62
変なミステリだなというのが率直な感想だけれども、面白かった。           著者はとても変なお人なんだなぁということがうかがえる。      探偵要素は文句無しなので、援交要素にもっと厚みを持たせよう。2017/11/13

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