徳間文庫<br> モノクローム・レクイエム

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徳間文庫
モノクローム・レクイエム

  • 著者名:小島正樹【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 徳間書店(2017/09発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198942588

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内容説明

ネット上で奇妙な体験談を買い取る「怪譚社掲示板」という掲示板がある。深夜、に住む女子大生が隣家の窓に戦時中の防空頭巾姿の人が火中で苦しむ姿を見た…。奇妙な出来事の背後には犯罪が隠れている。その謎を警視庁の特別捜査対策室・が解明する(「火中の亡霊」)。ほか、警視庁の特別捜査対策室五係と、「怪譚社」が絡む不思議な事件。全五話の本格ミステリ連作短篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

papako

75
作者のノンシリーズ作品。不思議な体験を聞いて捜査する特捜五係。『怪談買い取ります』怪譚社。奇譚の裏に隠された、怪談に隠された見えざる犯罪をかぎとり鉄槌をくだす。二つがどう交わる?白と黒の正義。そして過去の悲しい事件に関わる3人の執念が五係だった!いつもの作者の話より根暗だった。きれいに終わったけど、続くとも読める。どうかしら。2020/09/27

瑞佳

49
とっても読みやすくライトな印象。モノクロームとはそういう意味かー。白はまっとうな探偵(警察官だけど)編で、黒はアングラな必殺仕事人編。どちらも、奇怪な現象の裏に隠れている見えざる犯罪に鉄槌を下すというお話。それらを交互に配した連作短編集になっていて、都市伝説ありミステリありサスペンスありアクションありで楽しかった。特に最後の大がかりな仕掛けはさすが“やりすぎコージー”の異名にふさわしく、清々しいほどのとんでもトリック。引田天功もびっくり。ぜひぜひ実験してみたい衝動にカラレル。2018/03/28

hnzwd

36
都市伝説のような状況の裏に隠された犯罪を警視庁の特捜5係が解き明かしていく短編集。一話ごとの捻った解決も良いですし、全体を通したネタも好み。伏線がどうこうという収束の仕方では無いですが、、納得させられてしまう豪腕。緻密な検証から意外な犯人ときて、、ラストは小島作品らしい大掛かりなトリックでした。2018/01/27

のんちゃん

33
奇妙な体験や不可解な出来事に遭遇した人に対応する警視庁特別捜査対策室第五係とネットで奇妙な体験談を買い取る怪譚社が、不可思議な事象を伴う事件の解決にあたるミステリー。両者がどの様な関わりかはネタバレになるので、ここでは秘します。大変面白かった。短編各々の面白さと上記の両者の謎とそれに通底するもう一つの大きな事件の謎。幾重にも楽しめる作品。島田荘司テイストを感じたが、やはり、島田氏のもとで修行した作家さんとのこと。警察小説はあまり好みではないが、本作はとても楽しめた。2019/04/25

すがやん

29
怪奇な出来事からみえざる犯罪を暴く警察小説の連作短編集。マンガみたいなキャラや設定、緻密だが荒唐無稽なトリックを楽しむ。その分動機の弱さや現実味の無さはあるが。ラストはきちんと集約し完結したし、短い連ドラを一気に観た感じでそこそこ楽しめた。2018/03/15

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