内容説明
具体的ケースや特徴的なトピックを素材にアメリカ法を平易な語り口でわかりやすく解説した好評の入門書。アメリカ法と日本法を比較することで,日本法への理解も深まる。補訂版では,近年重要視されているアメリカの憲法問題・社会問題を‘補講’として取り上げた。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわ
2
日本法とは異なり、効率性の観点が色濃く出ているアメリカ法。個人的に、法をこのような観点から制定するのは、かなりしっくりくる。法の生命線は、論理ではなく経験である。まさに、帰納法の発想。しっくりくる。日本の法曹界は過渡期であるが、日本の法曹の役割、ひいては自分の役割を考えるためにも、アメリカ法から知見を得たい。今後も要勉強。極めて良い本。2015/12/27
こずえ
1
英米法初学者むけ。英米法はたいてい法学部生が単位あわせで受けることが多い(少なくとも私の観測範囲では)のでこれで十分な気がする。ほかの本はかなり古いのに対し、これは2013年に書かれたものなのもポイント高い
へむち
1
必要な部分のみの拾い読みのみだが,読みやすくわかりやすい印象.2015/08/09
鍵窪錠太郎
0
あくまで「はじめての」アメリカ法のテキストなので、英米法初学者の僕としては今後の学習のアウトラインが出来た感が有って良かった。しかし大陸法とは違った法体系なので理解に苦しむ部分も有った。これは国の成立(英国植民地からの独立)に根を下ろしているのではないだろうかと感じたので、阿川尚之「憲法で読むアメリカ史(全) (学芸文庫)」を再読して理解を深めたい。が、それだけでは不十分だと思うので、今後は英米法の判例集も読まなければ駄目なのだろうか、とも思う。2016/09/07