内容説明
「憲法を口実に米軍を助けないなら、尖閣は守らない」(米議会・下院議員) アメリカは憲法9条が日米同盟を機能させる上で“危険な障害”になったと考えている。
尖閣・沖縄に襲いかかる中国を目の前に、憲法を保つか、日米同盟を保つか、二者択一を迫られた日本。
下り坂の日米同盟を立て直し、新たな安保条約へ刷新できるか、米専門家たちの多くが警鐘を鳴らす!
日本のマスコミがなぜか報じない、アメリカからの改憲要求、日米同盟反対論のかつてない高まりを緊急報告!
第一章 アメリカは警告する
第二章 米中戦争も尖閣から始まる
第三章 それは南シナ海から始まった
第四章 中国の日米分断作戦
第五章 新しい時代の真の日米同盟
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
九曜紋
11
衝撃的なタイトルだが、これは著者の思い込みではなく米国がそう考えるようになったということ。尖閣諸島を切っ掛けに沖縄までも射程に入れ、侵略の意図を隠そうともしない中国にどのように対峙すればいいのか。誰しも戦争を望んではいない。しかし憲法第9条さえ堅持していれば日本は平和でいられるという考えは、これまでたまたまそうであっただけで、今後は逆に日本を危機に陥れる。「日本が自国を守ろうとしないのに、なぜ米国が小さな岩礁(尖閣)のために血を流さなければならないのか?」という問に答えるのは今の日本には容易ではない。 2017/08/08