薩長史観の正体―歴史の偽装を暴き、真実を取り戻す

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薩長史観の正体―歴史の偽装を暴き、真実を取り戻す

  • 著者名:武田鏡村【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 東洋経済新報社(2017/09発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492062043

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内容説明

150年目に明かされる真実!  「明治維新」という名の洗脳を解く!! 
勝者(薩摩、長州)がでっち上げた通史の誤りを徹底究明。「薩長史観」と「真相」の対比から、幕末維新の真実を明らかにする。

◆著者の言葉
「薩長史観」とは何か。明治政府がその成立を正当化するために創り上げた歴史である。それは、薩摩や長州が幕末から明治維新にかけて行なった策謀・謀反・反逆・暴虐・殺戮・略奪・強姦など、ありとあらゆる犯罪行為を隠蔽するために創られた欺瞞(ぎまん)に満ちた歴史観であるということである。

◆主な内容(一部を抜粋)

[薩長史観1]幕府は無力・無策のまま開国したために倒幕運動が起こった
[真相]幕府は薩長に比べて遥かに開明的で、開国による近代化を進めていた

[薩長史観2]吉田松陰は松下村塾で幕末志士を育成した大教育者である
[真相]松陰は、暴力革命を礼賛するテロの扇動であった

[薩長史観4]西郷隆盛は「無私の心」で明治維新を成しとげた最大の功労者である
[真相]西郷は僧侶を殺し、江戸を混乱させ、同調者を見殺しにした策謀家だ

[薩長史観17]孝明天皇の病死で、英明な明治天皇が即位して日本は夜明けに向かった
[真相]孝明天皇は、薩摩と岩倉具視の陰謀によって毒殺された可能性が高い

[薩長史観19]「討幕の密勅」は正式なもので、天皇から幕府討滅の宣旨が下された
[真相]討幕の密勅は偽造されたものであり、その真相は文章に示されている

[薩長史観20]大政奉還は、その場しのぎの愚かな決断である
[真相]大政奉還は「慶応維新」というべき歴史的偉業であり「明治維新」より優れていた

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

魔王

12
なかなか文章が過激でした。勝てば官軍な訳で自分等の正当性を遺憾なく主張してますよね。このときほどこうしておけばと思うときはありません。ケントギルバートさんの本と少し食い違いがありますので、どちらが正しいかでなくよく見極めたいと思います。しかし、この国は無駄に優秀な人材をなくしている。2018/06/17

金吾

10
見方を変えれば歴史が変わることがよくわかります。どちらが正しいかはわかりませんが、歴史を判断するときは一次資料に触れることは必須かなと思いました。2020/07/23

しらぞう

5
「錦の御旗」、「勝てば官軍」の言葉に象徴されるように、討幕側に立ちこめるうさん臭さ。そのうさん臭さの正体が説明されていて勉強になった。逆に、何もかも薩長が悪いと決めつけるように思える部分(坂本龍馬暗殺とか)もあり、鵜呑みにはできないけれども。幕末ものに触れるといつも思うが、慶喜の大阪からの突然の撤退だけは理解できん。正義が勝つのではなく、勝った者が正義となるということは、分かっていたはずなのに。慶喜にハシゴを外された佐幕派の方々は悲惨のひとこと。上に立つ者には、絶対に負けてはならない時がある。2018/05/22

templecity

5
勝てば官軍で多少は薩長により幕末史にバイアスはあるかもしれない。外様で遠地に追いやられた恨みでもあったのか、大坂城や江戸、更には会津において人を人とも思わない酷いことをしたこともあったのであろう。ただ記載されているのが全部かというのは少し疑問が残る。幕府も言われているほど無能だったわけではなく、国の在り方を考えていたのは事実。会津で死人の埋葬をさせなかったのは有名な話。(続きあり)2018/04/19

(ま)

4
目新しい事実はあまりないな・・・2017/12/04

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