- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
「日本に長く関わってきて、日本のことをもっと深く理解したいと努力を続けてきた私が、長年、いちばん書きたいと思っていたことを書きました」――アメリカ人だからわかった、「日本」の素晴らしさの核心とは? 日本人として知っておくべき、驚きの日本人論。「あなたは愛国心を持っていますか?」一般的な家庭で育った米国人なら、間違いなく「はい」と答えるはずです。しかし、日本人は、きっとためらうことでしょう。なぜ、そうなってしまうのか。その背景には、戦後、GHQが行なった洗脳工作があります。日本人は、「国を愛する」自然な感情と、自国の歴史・文化の真髄を知る機会を奪われてしまったのです。では、それをどのように取り戻すべきか――。日本文化の美点とは何か? 長い日本の歴史を通して天皇が示してきた「理想」とは? 日本人の中に脈々と息づく「美の精神」「武の精神」「草莽(そうもう)の精神」とはいかなるものか? 長年、日本を深く理解したいと努力してきた著者が、アメリカとの比較を縦横に交えつつ、日本の歴史や伝統の素晴らしさについて真摯に説き、日本人が持つべき誇りと気概を綴った注目の書! 【目次より】●第1章 君が代・日の丸と星条旗 ●第2章 愛国心を支えるのは「豊かな言葉」 ●第3章 「草莽=Grass Roots Patriots」と武の精神 ●第4章 「天皇陛下のおことば」はありがたい ●第5章 日本の「国体」とはいったい何か ●第6章 本物の愛国者は他国の愛国者を尊敬する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
36
愛国心など微塵のかけらもなかったが、日本へ離れようやく日本の素晴らしさをわかるようになってきた。ただ誇りは持つが愛国心と同じかと言われると疑問符。これもWGIPの影響によるのだろう。著者はGHQにより日本人は去勢されたと申す。強い自虐史観により愛国心が薄弱化。WGIPの束縛から解き放たれる為、教育の変革と共に歴史観も変えていく必要あり。日本人が書くと偏っているとみなされるが、米国人が書いてあるので驚きと賛同を持ちながら読み終えた。2017/11/29
しましまこ
31
日本人に生まれてよかった、日本が好きとは言えても愛国心がありますとは中々言えない…コレはGHQのマインドコントロール?! 百人一首は異様なゲーム、千年以上も前の天皇が詠んだ歌で庶民がゲームするなんて!言われてみればスゴイよな。面白かった。2017/11/11
再び読書
30
一般の日本人以上に日本に精通していると思われるケント・ギルバート氏の著作。学ぶべきところは多い。日本人として彼より日本のことを知らない自分が恥ずかしい。この人が万葉集から五箇条の御誓文、昭和天皇の敗戦の弁舌まで知っているとは、ぼくたち大多数のみ日本人は考えを改めるべきだと思う。国際情勢が緊迫している今だからこそ、日本人はニンニクとしての誇りを持って他国と対峙すへきと感じる。そろそろWGIP の呪縛から解き放たれる時である事を切に感じる。2020/01/11
ゆきこ
29
日本人が「愛国心」をタブー視する原因や、本来の「愛国心」とは何なのか等を論じた一冊です。ケントさんは日本人より日本人を理解し、そして日本のことを思ってくれているのだなぁ、と大変ありがたく感じました。アメリカでも日本と似た現象が起きているという話はとても興味深かく、もっと詳しく知りたいと思いました。2017/09/20
金吾
28
私は子供の頃海外におり、愛国は当たり前の教育を受けていたため帰国した時に強烈な違和感を感じましたが、日米の愛国心を夫婦と親子で表現しているのを読み、ストンと頭に入ったような気がしました。2022/04/08